ヘアケアアイテムとして好評のランブットですが、ネットで検索すると「効果なし」という関連ワードが当たり前のようにでてきます。 更にはランブットを使ったけど髪は生えてこなかったと言うような検証結果もいくつか報告されており、実際に写真でわかりやすく解説しているところもあります。 本当にランブットは髪が生えないのか? 公式サイトのリピート率94.4%は嘘なのか? それをわかりやすく紹介します
目次
ランブット毛は生えない!じゃあなんで好評なの?
結論からいえば、ランブットを頭に塗っても髪は生えません。 そもそも、髪の毛は畑とは違い、水や栄養をやっても大根や人参のように芽が出ることはありません。 髪の毛を本当に生やそうと思うのなら、ランブットではなく、病院で処方されているプロペシアやザガーロ、ミノキシジルといった発毛剤を使用しなければいけません。 では、ランブットはインチキ商品なのかというと、もちろんそんな事はありません。 ランブットはたしかに髪を生やす効果はありませんが、代わりに育毛効果があるのです。発毛と育毛の違い
発毛と育毛。
似たような言葉ですが、実際にはこの2つは全く異なった効果です。
発毛とは、その名の通り髪を生やすことであり、使用することで毛が生えていなかった場所に生やすことができます。
ちなみに、髪を生やすためには根っこの部分である毛根が必要なので、もとから毛根のなかった場所に発毛剤をかけても毛が生えることはありません。
それに対して育毛とは、今ある髪を健康にするという効果があります。
こちらは頭皮に栄養を送って髪を育てやすくする効果や、頭皮を傷つける原因であるかゆみや肌荒れ、雑菌の増殖を抑える他、男性ホルモンの乱れにアプローチする効果を総称して育毛といいます。
つまり、髪の毛ではなく、頭皮に作用して髪を育てやすくするのが育毛なんですね。
髪がないなら発毛剤、髪があるなら育毛剤
発毛剤と育毛剤、この2つを比較した場合、効き目が強いのは発毛剤です。 発毛剤は抜け毛の原因であるDHT(ジヒドロテストステロンの略称。ヘアサイクルを見出して髪を抜けやすくする男性ホルモンのこと)の働きを抑制したり、髪の大元である毛母細胞に直接作用して発毛を促進するといった効果があります。 それに対して育毛剤は頭皮を清潔にしたりかゆみを抑えたりと、髪の毛を生やす環境をサポートする効果があります。 そのため、髪がない頭に育毛剤をまるまる一本ふりかけても、当然髪は生えません。 せいぜい頭皮が清潔になる程度です。 では、育毛剤はまるで無意味で発毛剤を使ったほうが良いのかというと、一概にもそうは言いきれません。 というのも、発毛剤は効き目が強いぶんその反動も強く、副作用が発生しやすいからです。 また、育毛剤と違って頭皮のケアができないので髪が育ちにくい環境のままなので生えても弱々しい髪になってしまうんですね。 それに対し、育毛剤は髪を生やす効果はないものの副作用はないに等しく、頭皮の環境を整えられるので太く健康な髪を生やしやすくなるのです。 また、今ある髪を抜けにくくしてくれる効果もあるので、完全に抜けきっていないなら育毛剤のほうが効果が期待できます。 つまり、発毛剤は髪が抜けきった人に、育毛剤は抜け毛が目立ち始めている人におすすめということです。 ランブットは発毛効果はないけど育毛効果があるため、髪がまだ生えている人に強くおすすめです。ランブットの効果を高める方法
抜け毛対策を真剣に行なうのであれば、ランブットを使うだけでは若干効果が薄いです。
ランブットは確かに育毛効果がありますが、あくまで補助の役割です。
本腰入れた抜け毛予防をするのであれば育毛剤と併用しましょう。
育毛剤の中には医薬部外品に分類されるものがあります。
医薬部外品には厚生労働省が効果ありと認めた有効成分が一定以上の濃度で配合されているため、より高い効果が期待できます。
ちなみに、ランブットは医薬部外品ではなく化粧品として分類されています。
しかし、ランブットには育毛剤には含まれていない成分も多く含まれているため、組み合わせることでより育毛剤の効果を発揮してくれます。