AGA治療に効果があると判明している治療薬です。 一度発症してしまうと適切な治療を行わない限りどんどん進行してしまうAGAに効果があるわけですが、今回はこのザガーロには一体どのような治療薬で、どれくらいAGA治療効果に期待して良いのかひとつずつ解説していきます!
目次
ザガーロとは最近AGAに効果があると判明した最新の治療薬
まずはじめに、ザガーロは2015年に誕生したばかりのAGA治療薬で、ザガーロの主成分であるデュタステリドは、プロペシアの主成分であるフィナステリドよりも高いAGA治療効果があると判明しています。そもそもなぜAGAになってしまうのか?
そもそもなぜAGAが発症して脱毛が進行してしまうのかと言うと、男性ホルモンと5αリダクターゼが結合して生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)が影響しています。 ジヒドロテストステロンには、髪の毛の元となる毛母細胞の働きを低下させる効果があり、ジヒドロテストステロンが多ければ多いほど抜け毛が進行してはげになってしまうのです。 つまり、抜け毛の原因であるジヒドロテストステロンの発生を抑制することができれば、抜け毛の進行を食い止めることができる可能性があるということです。デュタステリドはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑制してくれる
ザガーロの主成分であるデュタステリドには、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害する働きを持っていて、この働きによってAGAによる抜け毛の進行を抑制することができるのです。 また、この働きは臨床実験などを通して医学的に証明されており、AGA治療効果が高いと言われているフィナステリドと比べても高い効果を誇っています。プロペシアの主成分(フィナステリド)と効果がよく似ている
デュタステリドは、プロペシアの主成分であるフィナステリドと似たような効果を持った成分です。 フィナステリドには、ジヒドロテストステロン発生のもとである5αリダクターゼの働きを阻害して、男性ホルモンとの結合を抑制してくれる働きがあります。 この働きによってジヒドロテストステロンの生成を抑えて減少させることができるのですが、これと似たような効果をデュタステリドも持っています。 そして、フィナステリドとデュタステリドの両方とも臨床実験(効果や副作用の実験)を399人の男性に対して約6ヶ月間行ったところ、ジヒドロテストステロンの量が- デュタステリドで98.4%減少
- フィナステリドで70.8%減少
プロペシアと同様に国に認可を得ている医薬品
ちなみにデュタステリドを主成分とするザガーロは、プロペシアと同様に厚生労働省に認可されています。 そのため、少なくとも国は「しっかり実験・検証を通じて医薬品としての安全性と効果がわかったのでザガーロを医薬品として認めます」といっているわけで、ザガーロに治療効果と医薬品としての安全性があることを言い切っているということです。 つまり、信頼性という点で評価すると、「ザガーロは国が認めているくらいのもの」ということになります。ザガーロの主成分はもともと前立腺肥大症のために作られたものだった
一見すると、ザガーロに含まれるデュタステリドは薄毛・ハゲ・AGA治療のために作られた成分と思うかもしれませんが、実はそうではなく、もともとは前立腺肥大症という下半身の病気に使われていたものでした。 しかし、長年の研究によりAGAにも効果があることが判明して、ザガーロというAGA治療薬が誕生しました。ザガーロとプロペシアの価格は、大体同じくらい
効果がよく似ている2つの治療薬ですが、価格はどちらも同じくらいといったところです。 ただし、購入場所(クリニック)によってプロペシアのほうが高かったり、ザガーロのほうが安かったりします。 例えばAGAスキンクリニックだと、プロペシアが4,200円・ザガーロが4,800円(どちらも初回価格)でザガーロのほうが高く、G.グリーンクリニックは両方共8,000円というように、ほとんど価格が変わりません。 ですので、効果の高さを考えるとザガーロのほうがコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。ザガーロに効果がないというのは間違いです
たまにザガーロに効果がないと思っている方もいるのですが、効果が医学的に証明されているように、ザガーロに効果がないというのは間違いです。ザガーロに限らずAGA治療は最低6ヶ月、継続すればするほど成功しやすくなる
もともと髪の毛に関する治療は非常に時間がかかるものであり、最低でも半年(180日間)は継続すべきです。 これには人間のヘアサイクルが大きく関係しています。ヘアサイクル | 期間 | 特徴 |
---|---|---|
成長期 | 2~7年 | 唯一髪が伸びる期間。正常時は髪全体の85~90% |
退行期 | 約2週間 | 毛母細胞の分裂が終わって休止期になる直前の期間正常時は髪全体の1% |
休止期 | 約3ヶ月 | 抜けるのを待っている髪の毛正常時は髪全体の9~14% |
医薬品なので副作用についても知っておきましょう
フィナステリドよりも効果が高く、継続すればするほど治療成功確率も上がっていくザガーロですが、これは医薬品。 少なからず副作用が存在します。 医薬品を使う以上、最低限副作用のことは知っておくべきです。 ザガーロを使うことで発生する可能性のある主な副作用は「生機能不全」で、勃起不全や精液量減少などが含まれます。 そして性機能不全の発症確率は10%を超えていて、決して低い確率ではないので、これから近いうちに子づくりを考えているという方は、一度子づくりを終えてからザガーロを使用し始めることをおすすめします。 逆に、しばらく子づくりの予定がない、もしくは子づくりと全く縁がないという方には危険性はほとんど無いので安心して使うといいでしょう。 一応他にも発疹や頭痛といった副作用も存在しますが、どちらも1%未満という報告が上がっているため安心して使うことができます。 先程も言いましたが、副作用のことを気にせず治療効果に期待して継続するよう頑張ってくださいね。女性はザガーロを使ってはいけません
ちなみに「安心して使うことができる」というのは男性のみであり、女性は使うべきではありません。 あくまで、ザガーロは男性ホルモンと結びついてジヒドロテストステロンになる5αリダクターゼに強い影響力を持っているのですが、女性にはあまり含まれていません。 それだけならまだ「使う必要がない」程度ですが、女性にとって特に重大な副作用が存在していて、「お腹の中の胎児に影響を及ぼす恐れがある」ということです。 ザガーロはあくまで男性型脱毛症ことAGAの治療に期待できる治療薬であり、女性向けのものではありあせんので、女性の方は育毛剤や育毛シャンプー、もしくは女性の薄毛の悩みに対応してくれるクリニックを当たるようにしてくださいね。 [su_service title="女性の薄毛の悩みの解説記事" icon="icon: check" icon_color="#f8ddea"] https://work-er.jp/toutyoubu_usuge_female/ [/su_service]ミノキシジルと比べると危険性はとても低いです
副作用の発症確率と治療成功確率が高いと言われているミノキシジルですが、総合的に考えると圧倒的にザガーロのほうが危険性が低く、効果にも期待できます。 ミノキシジルはあまりにも副作用発症確率が高く、服用しない外用タイプのものしか厚生労働省に認可されていません。 継続することが前提ともいえるAGA治療薬で、副作用の確率が高いものを選んでしまうと、副作用を発症してしまう確率も上がってしまいます。 つまり、先を見据えて選ぶとしたらこうなります。- 危険性を考慮するとミノキシジルよりもプロペシアかザガーロ
- 成功確率を高めたいならプロペシアよりザガーロ
ザガーロはクリニックで処方してもらうことができる
ここまで紹介したザガーロは一体どこで入手できるのかということですが、ザガーロはクリニックの医師に相談して処方してもらうことで入手することができます。 ほかには、ザガーロの主成分であるデュタステリドが含まれている非認可のジェネリック薬品を個人輸入するという方法がありますが、こちらはメリットに対してデメリットが非常に多くなっています個人輸入はリスクが伴うので避けておきましょう
日本では、非認可の医薬品を販売することが認められていないため、国内で個人で入手することはできません。 そのかわりに、全く推奨されていない方法ではありますが、個人輸入で医薬品を購入する方法があります。 この方法だとクリニックで処方してもらうときと比べて少し割安で購入することができるのですが、それ以上のデメリットがあります。 [su_list icon="icon: remove" icon_color="#f51732"]- 安全性が確保されない
- 万が一のときは治療費全額負担(国の支援を受けられない)
- 偽物の可能性がある