ザガーロを使う前に気になってくる副作用。 ザガーロの副作用というより、ザガーロの主成分であるデュタステリドの副作用といったほうが正しいですが、どのような副作用があるのか知っているでしょうか? やっぱりいざAGA治療を始めようと思っても、どうしても副作用があるかどうかで不安になってしまうので、本当に大丈夫な副作用なのか解説していきます。 それと共に、ザガーロ(デュタステリド)と効果が似ているプロペシア(フィナステリド)との比較もしていきます。
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ザガーロの副作用は主に性機能不全です

性欲減退・勃起不全があるので子作り前は服用しないように
さきほど、精力減退などの性機能不全があると説明しましたが、この性機能不全が影響して、子作りが上手く行えなくなってしまう可能性が出てきます。 ザガーロを服用すると必ず副作用が発症するのかと言うとそうではないのですが、万が一のことを考えると精力減退によって、受精させることが難しくなり、勃起不全によって性交渉も難しくなります。 そのため、近い将来に子づくりをすることを考えているのであれば、ザガーロを使うのはやめておきましょう。 子づくり以外であれば性機能不全で困る場面はそう多くないはずなので、問題ないでしょう。子作りが終わったあとならザガーロを服用しても問題ナシ
子づくり前、もしくは子作り中にザガーロを服用することはダメだということを説明しましたが、子づくりを終えたあとであれば問題ありません。 子づくり後であれば、万が一性機能不全になってしまっても大丈夫であり、AGA(男性型脱毛症)治療を終えたあとにザガーロの服用をやめてしまえば、時間とともに性機能不全の症状が改善されていくので、もうひとり子供が欲しいとなったら性機能不全お症状が治ったあとにまた性交渉をするといいでしょう。女性は子作り前に関係なくどんなときでも危険です

他には抑うつ効果などもある
ザガーロが持つ主な副作用は正機能不全ですが、わずかながら他にも副作用は存在します。 その発症確率は0.1%未満という超低確率ではあるのですが、頭痛が発生したり抑うつ症状(気分が落ち込んでネガティブになる状態)を発症してしまうことがあります。 ほとんどの方は気にする必要がない副作用ですが、万が一のときに備えて知っておきましょう。 このあと紹介する医薬品副作用被害救済制度(重篤な副作用が発症した際に治療費を負担してくれる制度)で役立つ可能性があります。ザガーロの副作用発症確率は性機能不全以外とても低い

ザガーロには0.1mg群と0.5mg群の2種類がある
ザガーロには0.1mg群と0.5mg群の2種類が存在し、もちろん効果も異なります。 ここでいう0.1mgと0.5mgは、ザガーロの主成分であるデュタステリドの含有量のことであり、臨床実験では基本的に量が多いほど効果も上がることがわかっています。 効果も上がるということは、副作用発症確率も異なるということなのですが、どちらのほうが副作用発症確率が高いか知っていますか?0.5mg群の方が副作用発症確率が低い
おそらく、ザガーロの主成分(デュタステリド)をより多く含んでいる0.5mg群のほうが副作用発症確率が高いと思うかもしれませんが、実は0.5mgの方が副作用発症確率が低くなっています。 ザガーロの添付文書によると、デュタステリド0.5mg群の副作用発症確率が16%に対して、0.1mg群では、全体の21%の男性が発症しています。 この副作用発症確率のほぼ全てが勃起不全や精液量減少などの性機能不全であり、抑うつ症状や頭痛・めまいなどのその他の副作用発症確率はどれも1%未満となっています。ザガーロの薬価はプロペシアと同じくらい
ザガーロの主成分であるデュタステリドの作用は、プロペシアの主成分であるフィナステリドと似ています。 つまり、ザガーロとプロペシアは効果が似ている医薬品ということになりますが、そうなると、どっちがオトクなのか気になりますよね。 既に見出しにも書いていますが、ザガーロとプロペシアの価格はほとんど同じです。 強いて言うのであれば、扱っているクリニックによって異なるということぐらいです。通販で購入できるザガーロは安全なのか?
ザガーロは医薬品なので、クリニックで処方してもらうことが普通かつ最も安全な方法なのですが、通販サイトを利用して個人で購入することも可能です。 そして、通販サイトで購入する場合はクリニックで処方してもらうよりも安く済ませられるケースが多いです。 通販サイトで購入できるザガーロは、厳密にはザガーロではなく、ザガーロの主成分であるデュタステリドを使用したジェネリック薬品であり、国に認可された医薬品ではありません。 国に認可されていない代わりに安くなっているようなものなのですが、それゆえに大きなデメリットがあります。国の保証を受けたいなら通販は避けたほうが良い
ザガーロに限らず医薬品に副作用はつきものということが一般的であり、そのことを前提に国も医薬品副作用被害救済制度という、万が一重篤な副作用が発症した際に、副作用を治療するための治療費を全額負担(入院費は上限あり)してくれる公的制度を用意しています。 ただしこの公的制度を利用するには以下の条件を満たしておく必要があります。- 通販など非正規の方法で購入しない
実はジェネリック薬品だから公的保障の対象外になるというわけではない
勘違いしている方もいるかも知れませんが、実はジェネリック薬品でも医薬品副作用被害救済制度の対象になります。 特殊疫病用など一部例外はありますが、少なくともAGA治療用のものは対象外ではないので、ジェネリック医薬品を使って重篤な副作用を発症した場合も、申請すれば医薬品副作用被害救済制度を利用可能です。 ただし、先程も言ったとおり、通販で購入した場合は医薬品副作用被害救済制度の対象外なので、避けるようしましょう。 ジェネリック薬品あれば、クリニックでも安く購入することが可能なので、わざわざ危険を冒してまで通販サイトを利用するメリットはないはずです。効果が似ているプロペシアとザガーロはどちらが良いのか?

臨床実験ではプロペシアよりザガーロの方が効果があると言われている
この2つと比較して5αリダクターゼの働きを阻害する力(ジヒドロテストステロンの生成を抑制する効果)が強いのがデュタステリドであり、医学的に証明されています。 5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、フィナステリドはⅠ型5αリダクターゼの働きしか阻害できず、Ⅱ型5αリダクターゼによるジヒドロテストステロンの生成を抑制することができません。 それに対してデュタステリドはⅠ型Ⅱ型の両方の5αリダクターゼの働きを阻害することができ、より広範囲かつ効果的であることが判明しています。治療成功のことを考えると費用を抑えやすい
