着圧レギンスなど、ダイエットに敏感な人ならいろいろなダイエット法を試している人が多いと思いますが、
最近よく耳にする「糖質制限ダイエット」とは一体どんなダイエット法なのかご存知ですか?
ダイエットに関する知識は世間にあふれていますが、太る原因は実は脂質ではなく”糖質”のみだと言われていることも確かです。
糖質といえば主に「炭水化物」が浮かびますが、炭水化物をただ単に抜けば良いのかというと、少し違うようです。
今回は”ゆるっと”でも効果が望める糖質制限ダイエットの方法をご紹介します!
目次
”ゆるっと糖質制限ダイエット”とは?
リチャード・K・イバーンスタンは12歳のときに1型糖尿病と診断され、35歳になるまで医者に言われるままに治療を続けて糖尿病合併症はどんどん進行しました。
1977年、自分の仕事をやめたリチャード・K・バーンスタインは医学部受験に挑み、1979年、45歳のときにアルバート・アインシュタイン医科大学に入学し、のちに医師となります。
リチャード・K・バーンスタイン医師が生み出した治療法が糖質制限食に最低量のインシュリン投与を組み合わせたものです。
40歳以降、糖尿病の諸合併症から完全に解き放たれ、その後長年に渡り糖尿病患者の治療に貢献されています。
そんなリチャード・K・バーンスタイン医師がすすめる糖質制限ダイエットとは、1日に摂取する糖質量を130g以下とするというもの。日本人の食事摂取基準で必要としている糖質の量は260gと言われていますのでその約半分になります。
目安としては、白米ご飯1膳(150g)には約55gの糖質が含まれていますので、お茶碗に半分の白米を1日3食食べたときの合計は82.5g。残り50gほどの糖質を摂って良いことになります。
朝に白米ご飯1膳、昼にお茶碗半膳、夜はおかずのみという感じでも同じ計算になりますね。
日本人の食事摂取基準における体が必要とする推定の糖質量の1日100gはクリアしていますし、カロリー制限や脂質制限ダイエットと比べても同等かそれ以上の効果が得られるということが比較試験で示されています。
無理な制限は長くは続かず、我慢の反動で多くの場合リバウンドしてしまうこともありますよね。
それならストレスが少なく続けられやすい「ゆるっと糖質制限ダイエット」で充分だということなのです。
ゆるっと糖質制限ダイエットをするために知っておきたいコツや食べ物
ゆるっと糖質制限ダイエットの効果を高めるために、食べても良いもの、控えた方が良い食べ物などをご紹介していきます。
ゆるっと糖質制限ダイエットで食べて良いもの
■主食となる炭水化物では、ご飯・パン・麺類などを1食半人前
■おかず(特に野菜を中心に)
糖質が比較的少ない食べ物・料理
■アボカド・レモン・ブルーベリーなどの果物類
■ふすまパン(ブランパン)
■玄米(白米と糖質量はほぼ変わりませんが、白米よりも玄米をおすすめします。)
■人参(糖質が多い根菜の中では少なめです。)
■無調整豆乳
■豆腐、海藻類、きのこ類、貝類
■オリーブオイル
■牛肉
■チーズ
■オリーブオイルなどのオイル類
糖質が多いので控えめにしたい食べ物・料理
■かぼちゃ・いも類・栗
■れんこん・ごぼうなどの根菜類
■蕎麦(カロリーは低くダイエットに良いイメージですが糖質は高めです。)を含む麺類
■米
■パン・全粒粉パン
■シリアルやバランス栄養食品
■干しぶどう・干し柿などのドライフルーツ
■トマト(特に甘いフルーツトマト)
■スポーツドリンク・エナジードリンク
■コーンやかぼちゃのポタージュ・クラムチャウダー・ミネストローネ・オニオングラタンスープ・ワンタンスープ
■みりんを使用している焼き肉用のたれ
■ソース・ケチャップ・甘めの味噌
■あんかけ(片栗粉でとろみをつけた料理)・揚げ衣・小麦粉(カレーやシチューのルーにも含まれる)
■お菓子類・甘いドリンク類
■味付け用の砂糖やみりん
ゆるっと糖質制限ダイエット まとめ
糖質制限ダイエットは文字通り糖質が多い食品を控えることで、ダイエットだけではなく体質改善にも繋がるものです。
現に、リチャード・K・バーンスタイン医師がおすすめされている糖質制限食は糖尿病の人の食事療法として作られています。
糖質が多い食品を徹底的に抜くのではなく、今食べている量の半分にするイメージで、
あとは肉・オイル・魚・チーズなどの脂質やタンパク質の制限はないのが嬉しいところです。
無理な食事制限や我慢はもうやめて、難しく考えずに体に良いものをお腹八分目ほどに摂ることを意識して、健康的でスリムな体を目指してみませんか?