私は潔癖症と言ってもいいくらい汚れが気になる性格なんですが、特にフローリングの汚れや傷は気になって仕方ありません。一軒でもフローリングが美しい住宅が増えるように、フロアコーティングのトラブルや失敗を防ぐために知っておきたい情報をご紹介します!
目次
いつまでもキレイなフローリングを保つには?
思わず頬ずりしたくなるような美しいフローリングを保つためにはどのような方法があるのでしょうか。フローリングを保護する方法は大きく分けて、「ワックスがけ」と「フロアコーティング」の二種類がありますので知っておきましょう。
【ワックスがけ】
柔らかいワックスを床に塗ることによって、目には見えないフローリングの凹凸を埋めて平らにします。それによってフローリングが光を均一に反射するようになり、ツヤと輝きのある美しいフローリングに仕上がります。
【フロアコーティング】
固い塗膜のコーティング剤を床に塗装します。ツヤや光沢を出しつつ、傷や汚れからフローリングを守ることができますので長い間フローリングの美しさを維持できます。
どちらの方法もフローリングを美しく保つのに効果的です!私はワックスとフロアコーティングの両方を行った経験がありますので、その際に感じたそれぞれのメリットや実際にあったトホホな失敗例を紹介していきます。
フローリングワックスのメリット
手軽にできる
ワックスがけの作業は、拭き掃除を行った後にワックスを塗って乾かすだけですので特殊な技術や手間が必要ありません。床の汚れ落としとワックスがけを同時に行えるシートタイプのワックスもあり、私はより手軽なシートタイプを使っていました。
価格が安い
ワックスはコーティングに比べると非常にリーズナブルな値段で施すことができます。最安500円で行うことができますので、出費を抑えてフローリングを美しくしたいと考えている方には最適です。
施工時間が短い
忙しい方にとって、施工時間が長いのは大きな負担になってしまいますよね。ワックスは床に塗って、乾けば施工完了ですので短い時間で作業を終えることができます。
メンテナンスが容易
フロアワックスを行ったフローリングが汚れてしまったら、表面についた汚れを洗浄するだけで綺麗にできます。また、全体に汚れが溜まった際には剥離清掃をすれば新築住宅のようなピカピカなフローリングになりますのでメンテナンスが容易です。
管理方法が確立されている
フローリングワックスはこれまで長い間フローリングをメンテナンスする際に使われていました。長い歴史の中で使用方法や適切な管理方法などのノウハウが確立されています。失敗やトラブルが発生しても適切な対処方法がありますので、心配性の私にぴったりでした。
フローリングワックスの失敗例
💀失敗case①塗りむらがある
せっかくフローリングをキレイに見せる為にワックスを行ったのに、塗りむらができてかえって汚く見える本末転倒な結果になってしまうことがあります。乾いた後に塗りむらが見つかったら本当に落ち込んでしまいます・・・。
💀失敗case②よれが出る
フローリングにゴミやホコリが残っている状態でワックスを塗ってしまうとよれが出てしまう可能性があります。また、乾燥させる際に扇風機を当てるとヨレの原因になりますので注意しましょう。
💀失敗case➂【床の素材に合っていないワックスをかけてしまう】
フローリングに使われている素材は様々な種類があり、特定の種類のワックスとは相性が悪いこともあります。相性が悪いとフローリングの素材を傷めてしまったり、劣化を早めてしまったりします。
💀失敗case④【ワックスが家具や床についてしまう】
ワックスをフローリングに塗る際に、家具にワックスがついてしまうことがあります。一部分だけにワックスがついてしまうと、見た目が悪くなってしまいます。
ワックスがけの失敗を防ぐ対策
ワックスをかける時の失敗やトラブルを起こさないように、知っておきたい対策をご紹介します。知っていると知らないのとでは大違いですので、ワックスがけをする方は必見ですよ!
【こすらずスピーディーに塗ってムラを防ぐ!】
フローリングにワックスをかける時はスピード勝負です!塗ったワックスが乾燥した後に塗り残しが見つかると、上からワックスを重ねてしまい塗りムラが発生してしまいます。ワックスが乾燥する前に、一気に作業を終わらせるようにしましょう。また、ゴシゴシとこするようにワックスを塗ると、拭き跡が残ってしまい村になります。こすらずフローリングの上にのせるように塗っていきましょう。
【正しい順番で清掃をしてヨレを防ぐ!】
フローリングの清掃を行う際には、まず乾拭きから行いましょう。水拭きを先に行うとフローリングの繊維にホコリを埋め込んでしまう可能性があります。掃除機はフローリングを傷つけてしまうと敬遠する方もいますが、フローリングの間に入り込んだ細かいホコリを取ることができるので、必ず行いましょう。ホコリをしっかり取ってから水拭きを行うことで、ホコリを取り除いて綺麗にワックスをかけられます。
【床の素材を知り、適切なワックスを選ぶ】
マイホームのフローリングに使われている素材を把握することで、最適なワックスを見つけることができます。例えば、フローリングの素材が無垢材の場合は樹脂製のワックスを使うと木材の呼吸を妨げてしまいますので、木材に浸透するオイルタイプのワックスを使いましょう。その他にもワックスが不要なノンワックスの床材などもありますので、自宅の床材に適切なワックスを調べてから作業に取り組むことが大切です。
【養生で汚れを防ぐ】
ワックスが家具や壁についてしまわないように、養生テープを貼りましょう。家具や壁の、床に接している部分に養生テープを貼ることによって汚れを防ぐことができます。養生テープはホームセンターや通販サイトで購入することができますので、私はワックスを購入する時に、一緒に購入していましたよ。
フロアコーティングのメリット
長持ちする
フロアコーティングのメリットは何と言っても耐用年数が長いことです!一度施工をすれば、長くて30年ほど効果が持続しますので、こまめにメンテナンスをする必要がありません。私も定期的にワックスがけをするのが面倒になったのがフロアコーティングにした決め手でした。
転倒を防ぐ
コーティングを施した床は、滑りにくくなりますので転倒して怪我をしてしまうことを防げます。私の家にはやんちゃ盛りの小さな子どもがいますので、フロアコーティングを行うことで子どもが転んで怪我をする心配を少しでも軽減で着て安心して暮らせています。
傷がつきにくい
フロアコーティングは固い皮膜で強力にフローリングを守ってくれますので、物を落としたり家具を引きずったりしても傷がつきにくいです。イスを引いた摩擦で傷が出来てしまったりもするので、我が家ではまずリビングからフロアコーティングをしてもらいましたよ。
ペットがいる家庭にオススメ
ペットを飼っていると抜け毛が舞って困ってしまいますよね。コーティングした床は静電気を発するので床に落ちたペットの毛やホコリが舞いにくいです。アンモニアに強いコーティング剤もありますので、ペットのお漏らし対策にもなります。
掃除がしやすい
床の材質によっては水拭き厳禁のフローリングもあります。ひどい汚れがフローリングについてしまった時に水拭きができないのは大変不便ですよね。フロアコーティングを行えば水拭きが出来るので掃除が楽になります!
フロアコーティングの施工の失敗
我が家の場合は優秀な施工業者にフロアコーティングを行ってもらえたので満足できる仕上がりだったんですが、友人や知人などから聞くところによると失敗する業者も結構あるみたいです。友人から聞いた失敗談と対処法をご紹介します。
友人Aの場合・・・ゴミやホコリが混入している!
施行を終えて床を見ると、髪の毛がコーティングの被膜とフローリングの間に混入しているのを見つけました!取り除くことができず、掃除をして部屋を綺麗にしてもその部分だけが気になってしまいます。施工を行う前の清掃が不十分だったり、コーティング剤を塗布する際に使うモップにゴミがついているとこのような失敗が起こるそうです。施工をした業者に相談すると、異物が混入した部分だけを削り取って塗装を行ってもらうことができましたのでよかったです。
友人Bの場合・・・コーティング剤が密着していない!
コーティング剤がフローリングから剥がれている部分や、めくれている部分があって本当に最悪でした・・・。このような症状を密着不良と言うそうで、フローリングワックスをしっかり除去していなかったことが原因で発生したそうです。幸い症状が出ているのは部分的でしたので、再塗装を行って解決しました。コーティング剤がつきにくいフローリングの素材を使った場合は根本的な解決が難しいらしく、不幸中の幸いでした。
友人Cの場合・・・コーティング剤が固まっていない!
フロアコーティングを業者に行ってもらい、仕上がりに満足していたんですが・・・。歩くとベタベタする部分を発見してしまいました。塗料が不良品だった場合や、湿度や気温の関係で硬化しないなどの原因があるようです。私の場合は紫外線を照射して硬化させるUVコーティングを使っていたので、紫外線の照射を行ってもらいすぐに解決しました。ガラスコーティングやシリコンコーティングの場合は拭きとってしまう対処方法が無く、その際には床に傷がついてしまうとのこと・・・。UVコーティングを選んでいて本当に良かったです。
友人Dの場合・・・塗りむらが出来ている!
創業してすぐの安価なフロアコーティング業者を利用したら、塗りむらができていました。モップを走らせる速度にバラつきがあると塗りムラが発生するらしく、経験が浅く技術が拙いスタッフが施行を行ったのが原因でした。塗りむらがある部分と周辺の光沢具合を調整することで、外見上分かりにくくする「艶合わせ」という作業で対応してもらいましたが、根本的な解決ではなく不満が残っています。UVコーティングの場合は塗りむらがある部分に再び塗料を塗って、紫外線を照射するだけで対応できるそうなので、そちらを選んでおけばよかったと後悔しています。
フロアコーティングの失敗の中には、とりかえしのつかないこともあるみたいで、もしも自分の身にふりかかっていたらと考えると本当に背筋が凍る思いです。豊富な実績と確かな技術を持っている業者を選び、万が一の失敗の場合にもリカバリーがしやすいUVコーティングを使うのがよさそうです。エコプロコートという業者は高品質のUVコーティングを使っており、業界一の歴史と実績を持っているので、失敗を防ぎたい方はチェックしてみて下さい。
施工時だけじゃない!数年後にトラブルになるパターン
フロアコーティングの施行を行ってから数年後に不具合が現れることもあります。すぐに発覚するケースよりも症状が深刻です。具体的な症状や対処法を知っておきましょう。
・トラブル1「白華(はっか)」
症状:フローリングに塗布したコーティングの塗膜が白く変色してしまう症状のことを言います。
原因:乾燥していないフローリングにコーティングを行ったり、湿気が原因で発生します。
対処法:症状が出ている部分を削り取って、コーティング剤やワックスを塗りなおして修繕します。全面に症状が出ている場合は塗り直しを行うこともあります。
トラブル2「黄変(おうへん)」
症状:コーティングの塗膜が黄色く変色する症状が現われます。
原因:フローリングの色そのものが経年によって変色することが原因と考えられえています。淡い色の場合は変色が目立ちやすいです。
対処法:症状が出ている部分を削り、薄い樹脂で補修をするか再塗装を行います。
トラブル3「艶退け(つやびけ)」
症状:全体の中で光沢を放っていない部分がある状態です。
原因:硬化不良を起こし、硬度が低下している場合に起こります。また、日頃の生活で小さな傷が入って光沢が失われることもあります。
対処法:ホームセンターなどで販売されているコンパウンドというもので磨けば光沢が出せるので、個人で対処することも出来ます。
トラブル4「割れ・ひび割れ」
症状:コーティングの被膜に亀裂が入っている状態です。
原因:施工を行ったスタッフの技術不足による密着不良が原因として考えられます。
対処法:原状復帰が非常に難しいので、確かな技術を持っており信頼できるエコプロコートなどに依頼するようにしましょう。エコプロコートは万が一不具合が起きた時のサポートも充実しているので、ひび割れなどが発生した際のリスクヘッジもできます。
トラブル5「塗膜のはがれ」
症状:コーティングの塗膜が自然と剥がれてしまったり、テープなどで容易に剥がせるもろい状態のことです。
原因:密着不良が原因のことが多いです。テープによる剥がれはアフターサービスの保証外になっている業者もありますので注意が必要です。
対処法:塗膜を全て剥がして再塗装を行います。しかし、その際にはフローリングを傷つけてしまうことが多いので、やはりエコプロコートのような高い技術を持っている業者に依頼して、症状が起きないようにするのが最善です。
トラブルを防ぐ方法
フロアコーティングで取り返しのつかないトラブルが起こったら、と考えると本当に怖いですよね。でも、トラブルを防ぐ方法をしっかり押さえておけば心配ありません!トラブルを未然に防ぐ方法について知っておきましょう。
ホームページの内容で業者を見極める
業者のホームページには実績やサービスの内容といった、比較材料になる情報が掲載されています。以下の点をチェックして優良業者を見極めましょう。
☑施工実績
施工実績が豊富であればあるほど、よりノウハウが蓄積されており高品質な施工が期待できます。
☑お客様の声
実際に施工を依頼してみないと分からないポイントが書かれており参考になります。また、エコプロコートのような実績が豊富な業者であれば多くのお客様が利用しており、情報量が充実していますよ。
☑コーティングの性能
良心的な業者は、取り扱っているコーティングのメリットやデメリットまで詳しく書いています。自信を持ってオススメできないコーティング剤を使っている業者は、性能をあやふやにしていますので注意が必要!
サンプルを取り寄せる
コーティングのサンプルを送ってきてもらうことで、直にコーティングの品質を確かめることができます。サンプルを用意していない業者は、品質に自信が無かったり、その他のサービスが充実していなかったりする傾向にあります。
適正な価格でのものを買う
出来るだけ出費を抑えてフロアコーティングをしたいという気持ちはわかりますが、相場からかけ離れている安さの業者は品質が疑われます。耐用年数が短かったりトラブルが発生したりするリスクがあり、「安物買いの銭失い」になってしまう可能性があります。
専門業者を選ぶ
清掃業者やリフォーム業者がフロアコーティングの施工を行っているところもありますが、専門業者に比べると技術が低い傾向にあります。しっかりと訓練されており卓越した技術を持ったフロアコーティングの職人がいる、専門業者に依頼しましょう。
コーティングの性質に関する説明を受ける
使用するコーティング剤に関する特徴やリスクをしっかり把握した上で依頼をすることが大切です。積極的に業者に説明を求めて理解を深めましょう。説明が不十分だったり、はぐらかしたりする業者は信頼できないのでパスするのが無難です。
トラブルを防いでいつまでもキレイなフローリングを!
ワックスは定期的に行う手間が必要なものの、短時間で手軽に施工を行うことができ、再施工も容易です。フロアコーティングは長い期間しっかり床を守ってくれますが、トラブルが発生した時のリスクが高いです。自分のライフスタイルにマッチする方を選ぶことで、負担なく美しいフローリングを維持できます。フロアコーティングを行う際には、取り返しのつかないミスを防ぐために、技術が高い業者をしっかり見極めるようにしましょう。