ぎっくり腰はまず冷やす
突然、腰に強い痛みが走って動けなくなるのは、ぎっくり腰です。このような腰痛はまず冷やすことが大切です。ぎっくり腰になってから約72時間程度を、急性期と呼びます。炎症の起きている患部への腰痛改善グッズとしてはシップや塗るタイプのゲル、また解熱鎮痛薬などで、まずは炎症を抑えましょう。
お風呂も湯船につかる事はやめ(血行が良くなることにより炎症がひどくなるため)そしてとにかく安静にして痛みが引くのを待ちます。温めるのはこの後に慢性化してしまった場合や、予防のためには温めましょう。腰痛改善グッズには保温効果のある腰痛ベルトなどがあり、コルセットの効果と保温効果の両方が期待できるのでお勧めです。筋肉を温め血行を良くして、尚且つ、ぎっくり腰の予防にもなります。また、温熱カイロやホットパック、または肌に直接はる温シップ、貼るだけの温熱灸などで腰回りをじんわりと温めるととても気持ちが良いものです。
座る時には姿勢を正すための骨盤サポートクッションなども効果があります。腰痛改善グッズには、温めながらマッサージの出来るマッサージ器などの優れものがたくさん発売されています。また、グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントで、弱った椎間板のクッションをを丈夫にして予防をしていく事も効果的です。腰痛改善グッズを上手に利用しながらまずは予防に努めましょう。また寝る時には足の膝の部分にクッションを挟んだり、横向きで抱き枕などを足に挟んで眠る事でも、かなり腰痛は楽になります。
湿布の貼り方選び方
疲れがたまったり重いものをもったり同じ体勢をしつづけたりなどあらゆる原因で腰痛はおきます。腰痛が一度おきると日常生活もままならなくなり不便な経験をする方も多いのではないでしょうか。こんなとき効果的な腰痛改善グッズを使い辛い時期を乗り切れれば体や心の負担を少しでも減らすことができます。ではまず腰痛はどのような仕組みでおきているのでしょうか。
体はなんらかの原因により炎症が起きると特定の酵素が活発化しプロスタグランジンとよばれる痛みの原因物質が生成されます。そしてこの物質が脊髄から脳に信号として送られ痛みを感じるのです。そこで腰痛改善グッズの一つである湿布を貼ることで皮膚や汗腺または毛穴から痛みを抑える成分が入り込み特定酵素の働きを抑え痛みの原因物質の生成を阻害して痛みを起こしにくくするのです。湿布には昔から販売され緩やかに効果を発揮するサリチル酸を含んだものや、1990年代に市販薬として販売され始めた非ステロイド成分である有効成分インドメタシンやフェルビナクなどの比較的痛みに対する効果が高いものがあります。湿布などの腰痛改善グッズで対応するメリットは痛み止めを服用したときのように胃を通さずに有効成分を直接皮膚から吸収できる点です。そのため服用により胃を荒らすなどの副作用がなく痛みを改善することができます。痛みが強い場合は効果が高い非ステロイド系の湿布を貼るとよいでしょう。
また慢性的な腰痛にはお風呂で清潔にし体を温めた後に温湿布を、ぎっくり腰など急性タイプの腰痛にはアイシング後に冷湿布を痛みをもっとも感じる場所を中心にして貼ると効果的です。また湿布の効果は長くても八時間ですからより効果的に湿布を活用するために一日二回張り替えましょう。辛い腰痛になってしまったら原因となる習慣を省みて改善しつつ湿布のような有効な腰痛改善グッズを上手に利用しながら賢く乗り切りましょう。