冷やすのと温めるのは症状次第

冷やすと治癒力が加速する腰痛で一番多いのは、魔女の一撃と呼ばれる通称ぎっくり腰で、冷やすと楽になるのは、簡単に言えばぎっくり腰は腰の捻挫だからです。捻挫は炎症を起こして腫れてくるのが普通で、それを見れば誰もが冷やそうという考えに行き着きますが、ぎっくり腰の場合は腫れてくるといった症状があるわけではないので、痛みを取り除くには温めた方がいいのだろうかという考えも頭をよぎってしまいます。

 

その結果、本来なら冷やさなければならないところを温めてしまい、逆に症状を悪化させるということがよくあります。ぎっくり腰は冷やすを鉄則に、そのために必要な腰痛改善グッズを揃えておくといいでしょう。おススメの腰痛改善グッズはまず冷やせるもので、冷やせるものなら何でもいいでしょう。昔ながらの氷を入れて使う氷枕や氷嚢でもいいですし、保冷剤を冷凍庫にストックしておけば、すぐにアイシングができます。腰に当てて冷却しますので、大きいものがあればより使いやすいですが、小さいのしかないという場合はタオルに包んだり、袋に入れたりして嵩を増やし、冷却のための腰痛改善グッズを作ります。

 

温める方が痛みが緩和する慢性の腰痛には、ヘルニアや、座りっぱなし、立ちっぱなしで筋肉がこわばり、そのために痛みを発症している場合があります。この場合はお風呂にゆっくり浸かり、腰を温めた上で、冷めないうちに使い捨てカイロなどを貼ってぬくもりを持続させることが大事です。横になれる場合には、低温やけどの心配がある使い捨てカイロよりも、湯たんぽなどの取り外しができるものを腰痛改善グッズにするのがおススメです。

湿布の貼る場所や種類の重要性

腰痛がおきた場合、腰痛改善グッズを購入する人が多いです。しかし、そういった腰痛改善グッズに頼りたくないと思う人も少なからずいます。そのような場合は、湿布が効果的です。湿布は腰痛改善グッズとまではいきませんが腰痛改善グッズよりも手軽で効果が期待できる場合があります。しかし、湿布には種類があり、それぞれ効果的な腰痛が違うので、きちんと理解しておくようにしください。昔から続いている慢性的な腰痛の場合は温湿布は効果的で、ギックリ腰のような急性的な痛みの場合は冷湿布が効果的です。

 

それぞれどのような効果があるのかというと、温湿布の場合は血流促進の効果を持っているため、慢性的な腰痛のような筋肉が硬くなってしまうことによる血流の滞りを改善させてくれます。湿布の貼り方としては、痛みを感じる部分に覆い被せるように貼ると効果が高まります。広範囲にわたる場合もありますが、押してみて痛いけれどもコリが改善されたような気がする部分が痛みの原因となる部分なので、その部分に湿布を貼るようにしてください。また、冷湿布は炎症を起こしているせいで痛みが生じている時に効果があります。

 

冷湿布を使用している時は、極力体を動かさずに安静していることがポイントです。貼り方としてはこちらも痛みを感じる部分にしっかりと貼るようにしてください。貼る際は湿布がはがれにくいように貼る部分を綺麗に拭いて汗などを落とすようにすると蒸れたりせずに効果をきちんと発揮してくれます。