アミノ酸系やノンシリコン系のシャンプーを使ったり、育毛剤を使ったりして薄毛対策をしている人は沢山います。そのような薄毛対策用のアイテムを使うときは、必ずその商品ごとの使用方法を守ることが基本になります。アミノ酸系やノンシリコン系のシャンプーは確かに頭皮によく薄毛対策として効果的ですが、洗い残しがあったり、頭皮をゴシゴシこすって傷つけたりすると逆効果になります。育毛剤はついついたっぷり使いたくなりますが、指定された以上の量を頭皮につけるとかぶれ、かゆみ、ふけなどの原因になることがあります。そうすると当然髪の毛にもマイナスになります。薄毛用のアイテムは、自分に合ったものを正しく使用することで効果が高まります。
使う時のポイント
薄毛対策としてシャンプーを使う場合は、スカルプマッサージをすると毛穴の汚れが落ちやすくなり、さらに頭皮の毛細血管が刺激されて血行がよくなって一石二鳥です。爪をたてず、手のひら全体を使って頭皮をやさしく動かすようにするのが、スカルプマッサージのポイントです。育毛剤や発毛剤などはシャンプーをして頭皮を清潔にしたあとに使用すると、さまざまな栄養分が毛根にある細胞に浸透しやすくなります。髪の毛が短めの人はタオルドライをしてから、長めの人はドライヤーで少し髪の毛を乾かしてから育毛剤をつけるのがお勧めです。お風呂からあがり、頭皮にある程度水分が残っている状態のほうが、育毛剤の栄養分がしみこみやすくなります。
抜け毛を防ぐためには
薄毛でお悩みの方は、生活習慣を改善しましょう。不規則な生活や、ストレス、食生活などが乱れていることで、抜け毛が増加してしまい、薄毛になってしまいます。規則正しい生活をして、ストレスを適度に発散、栄養がしっかりととれる食生活をすることで薄毛や抜け毛対策になるでしょう。また、市販されている育毛剤や発毛剤などを利用して、抜け毛や頭皮のフケの発生などを抑えることも有効といえます。育毛剤や発毛剤は、自宅でも抜け毛対策、また髪の毛の状態を良くする効果が期待できるため、薄毛になった方は、一度試してみてもいいでしょう。生活習慣だけを改善しても、頭皮に対してのケアをすることで頭皮や髪の毛の健康を保てるようにすることが薄毛対策となるはずです。
見た目を改善していくには
薄毛対策として、他にもできることといえば植毛や増毛といった手段があります。髪の毛の量が減ってしまうことで、周囲からの視線に悩む方もいるでしょう。増毛の場合には、人工毛を使用するため、処置が終ってしまえば髪の毛のボリュームが増えるため、見た目もすぐに改善されます。また、自毛植毛などをする場合には、自分の頭皮にある毛根を髪の毛が生えていない部分に移してそこから髪の毛を生やしていきます。増毛と違うところは、毛根から自分の髪の毛を生やしていくため、すぐに髪の毛が伸びていきません。ある程度の時間がかかってしまいますが、自分の髪の毛であるため白髪なども生えてきます。増毛の場合には、人工毛のため伸びていくことないため、定期的なメンテナンスに通う必要があります。
頭皮の血行を改善して発毛
薄毛になってしまう原因の1つとして、挙げられるのが「頭皮の血流の悪さ」です。髪を作るにはタンパク質やミネラル類、ビタミン類など様々な栄養素が必要になります。これら栄養素を毛根にまで運んでいるのは血液です。血流の流れによって栄養素や、酸素が毛根へと行き渡る事で発毛が促されます。ですが、逆に頭皮の血行が悪くなってしまうと、毛根に十分な栄養素・酸素が行き渡らなくなり、健康な髪を作る事ができません。髪が細くハリがなくなる、抜けやすくなり薄毛が進んでしまいます。薄毛対策としては、頭皮の血行を改善するという事が有効です。頭皮マッサージを行う事で、頭皮の血流が改善されるので、健康な髪を育てやすい環境が整います。
首や肩のコリもほぐそう
頭皮マッサージは薄毛対策に有効な方法です。マッサージする事で頭皮の血流が促され、毛根に十分な栄養素や酸素が行き渡るようになります。しかし、頭皮のみマッサージする方法は、対策法として不十分です。首や肩のコリがある場合は、この部分のコリをほぐす事が重要な対策法です。首や肩が凝っている場合、いくら頭皮だけマッサージしても血液の流れは、さほど改善されません。首と肩のコリをほぐす事で、頭皮の血液の流れがアップするのです。ですので、頭皮マッサージを行うという時は、頭皮だけでなく首や肩もほぐすように心がけましょう。ストレッチは首や肩の筋肉が伸び、ストレッチ効果があります。お風呂上りの体が温まってる時に、マッサージとストレッチを行えば効果的です。
若い頃は髪の毛が薄くなることに不安がなくても、年を取るにつれて抜け毛や薄毛に悩んでしまうことが多くなります。シャンプーをしていると以前よりも抜け毛の本数が多くなったり、朝起きると枕にたくさんの抜け毛が散らばっていたり、そうなると頭皮が薄くなる不安が大きくなっていきますよね。特に50代ともなると、男性だけじゃなく女性も抜け毛や薄毛の心配をする人が多くなります。薄毛にならないためにも、抜け毛の原因を知って対策を始めましょう。
50代の抜け毛の原因はいろいろとありますが、男性と女性によっても原因が変わってきます。例えば、男性の場合は頭皮の蒸れが原因で抜け毛がひどくなることがあります。工事現場の仕事の人はヘルメットを着用します。長時間頭皮が蒸れてしまうと、毛細血管の流れが悪くなってしまいます。髪の毛に栄養が不足してしまうことで、髪の毛のサイクルが狂ってしまい、抜け毛の症状が悪化します。
女性の場合は、ホルモンバランスの影響が関わってきます。女性ホルモンの1種にエストロゲンというホルモンがありますが、髪のハリやコシを保つ働きがあります。ですがエストロゲンは加齢とともに減少していくので、髪の毛のハリやコシがなくなるだけではなく、髪の成長期が短くなってしまうので、抜け毛が多くなっていきます。抜け毛を解消するには正しいヘアケアをしましょう。男性の場合は、頭皮が蒸れないように対策をし、女性の場合はホルモンが減少しないように体や精神に負担のかけない生活をしましょう。
髪の毛を増やす
髪の毛が薄くなると人の目線が気になってしまいますよね。職場の同僚や友人と話していても、髪の毛が薄いと思われていないか、頭皮を見ているんじゃないかなど、次々に不安が襲ってくるため、落ち着いて会話を楽しむことができなくなってしまいます。薄毛対策をいろいろ頑張っている人もいますが、思ったように効果が出ないこともありますよね。髪の毛の薄さに悩んでいる人は「植毛」という手もあります。
植毛にはいろいろな種類がありますが、その中でも多くの人に利用されている人工植毛があります。人工植毛とは、人工でできた毛を頭皮に植える方法です。人工毛の材料は、ポリエステルやナイロンなどが主流となっています。また、人工植毛は世界で初めて日本が開発した技術ですし、安心して利用することができるでしょう。
人工植毛は、自分の希望で髪の毛の多さを調節することができます。そのため、髪の毛の長さを調節することができますし、希望のヘアスタイルを自由に形にすることが可能なのです。
一度、人工植毛を受ければ、髪の毛を永久的に維持できると思う人もいるでしょう。ですが、人工植毛は自分の毛ではないので、体内で異物反応が起こる場合があります。異物と判断された毛は、頭皮から抜けていってしまいます。そのため、人工植毛で髪の毛をキープするためには、定期的に植毛を受ける必要が出てきます。人工植毛を利用する場合は、医師とよく相談をして決めることが大切です。
薄毛から髪の毛を生やす
髪の毛が薄くなるとカツラやウィッグで隠す人もいます。見た目は良くなるかもしれませんが、実は頭皮環境を悪化させてしまうこともあります。なぜなら、カツラやウィッグを毎日利用することで頭皮が蒸れ、薄毛の症状が助長されていることがあるのです。髪の毛を生やしたい人は「自毛植毛」を受けると良いでしょう。
自毛植毛は、自分の髪の毛を頭皮に移殖する植毛です。薄毛になる場所は人によって異なってきますが、後頭部は比較的髪の毛がしっかり生えている場所です。薄毛になっていない場所から髪の毛を採取し、薄毛部分に移殖することができます。頭皮に髪の毛が定着することで、体は自分の髪の毛と判断し、薄毛部分からも髪の毛が生えるようになります。また、通常の植毛となると、定期的にメンテナンスをする必要が出てきます。ですが、自毛植毛で髪の毛が生えれば、メンテナンスをする必要もないので手間がかかることもありません。
薄毛部分に髪の毛を植えた場合は、そこだけ髪質が違ったり、不自然に見えてしまったりすることがあります。自毛植毛の場合は、自分の髪の毛なので、髪の色も同じですしナチュラルに仕上げることができます。そのため、違和感なく髪の毛を生やすことができるでしょう。薄毛の人は一刻も早く髪の毛を生やしたい人も多いでしょう。ですが、自毛植毛が自分髪の毛として定着するまでには時間がかかってしまいます。そのため、焦らずに待つことが必要となります。