実際に寝てみられる店

腰痛持ちにはせんべい布団がいいと昔から言われていますが、昨今はせんべい布団はかえって腰痛を悪化させることがわかっています。寝具をしっかり選ぶことによって、寝具そのものが腰痛改善グッズになるとなれば、腰痛持ちの人は真剣に寝具を選ぶ必要があると言っても過言ではありません。選ぶ際には、たくさんの寝具を取り扱っている店に行き、実際に横になってみることをおすすめします。

 

しかも、横になるのに必要な時間は最低でも30分はとりたいところです。けれど、30分間も展示品のベッドや寝具に横たわっていたら、きっと店員さんやお客さんから苦情がくることでしょう。けれど、大きな寝具店に行くと、実際に30分横になり、眠って自分の体で体験できるというサービスを実施しています。こうした店なら腰痛改善グッズとしての寝具も数多く取り揃えていますので、とにかく腰痛を何とかしてくれる腰痛改善グッズとしての寝具はないか、スタッフにあれこれ聞いてみるのがおすすめです。寝具は実際に寝てみてこそ、自分の体に合っているかどうかがわかりますが、そのための商品選びの時間としては30分が限度といったところでしょう。

 

家で眠るようにぐっすりと眠るというわけにはいかないでしょうが、30分間仰向けになっていれば、体に合わない時には腰が痛くなってきます。寝たときに痛みを感じる部分として訴えが多いのは腰ですので、腰痛改善グッズとしての効果がある寝具を選ぶには、遠くても専門店や特殊なサービスをしている店に出かけていく必要があります。

 

固くするか柔らかくするか

腰痛改善グッズとして寝具に注目が集まっていますが、寝具でなぜ腰痛改善ができるかというと、寝ているときの体にかかる圧を分散できるためです。人の体は頭や胸、腰の部分は重くなりますので、体圧分散ができない寝具で寝ると、重い部分は沈んで重みが集中することになります。頭の場合、枕が合わないことによって肩こりや首こりを起こしますが、体に関していえば、もっとも不調をきたすのが腰部分です。腰が沈み込むことによって寝ている間常に重みがかかり、起きたときに腰に違和感や痛みを感じることになります。

 

腰痛改善グッズとしての寝具選びでは、主に低反発か高反発かのどちらかを選ぶのが、体圧分散寝具の主流となっています。低反発は体全体の重みを受け止めてゆっくりと沈み込むことによって、体圧分散をはかりますが、一方で寝返りを打つ回数が減る事から、人によっては腰痛改善グッズとしては不向きというケースもあります。低反発でダメだった場合は高反発を試してみることになりますが、こちらは高反発というだけあって固めに作られています。人の体は固いところで寝ると、無意識のうちに寝返りを打ち、体の痛みを分散させようとしますので、寝返りの回数が多くなります。姿勢を変えることによって体の一部分に圧が集中するのを避け、腰痛を起こしにくくするという原理で作られた腰痛改善グッズが高反発寝具です。低反発と高反発のさらに上ということになると、エアマットという選択肢になりますが、これは最終手段となる寝具の腰痛改善グッズと言えるでしょう。