湿布の腰痛改善効果とは
もっとも手軽な腰痛改善グッズとしておなじみの湿布ですが、なぜ、湿布が腰痛を改善するのか、湿布が腰痛に効果的な理由をご紹介いたします。まず、腰痛になってしまう原因とメカニズムをご紹介いたします。体中を流れている血液は、栄養を送る以外に、体中に酸素を送っています。しかし、血流がなんらかの原因でスムーズに流れなくなると、酸素が足りなくなってしまいます。細胞に酸素が不足している状況を改善するために、プロスタグランジンというホルモンが分泌されます。この、プロスタグランジンというホルモンが炎症を起こすことで、痛みや熱感などを感じるようになります。これが腰に起こることで、腰痛を引き起こします。
湿布には、患部を冷やすタイプと温めるタイプがありますが、冷やすタイプを使うことで、熱感や炎症を抑えることができます。一方、温めるタイプを使えば、血行を促進することができるので、酸素不足の解消につなげることができます。このように、湿布は腰痛の根本的な原因を改善することに効果的な腰痛改善グッズとなっています。腰痛の根本的な原因は、血行不良による細胞の酸素不足なので、腰痛の場合は温めるタイプの湿布を貼ったほうが効果的です。
なお、炎症が激しい場合や、熱感を感じる場合は、温めるタイプの湿布の前に、冷やすタイプの湿布を貼って、炎症を抑えることをおすすめします。また、効果的な貼り方として、腰をゆっくり折り曲げたときに、痛みをもっとも感じる部分に貼ることがおすすめです。なお、根本的な原因を改善する効果は期待できるものの、基本的には湿布は一時的に痛みを改善するものなので、腰痛がひどい場合は、ほかの腰痛改善グッズと併用して使うことをおすすめします。ただし、まったく効果がないというわけではないので、腰痛に悩んでいる人はぜひ、腰痛改善グッズのひとつとして、湿布を常備しておくことをおすすめします。
タイプ別に選ぼう
腰が痛いとなったとき、誰もが一度はお世話になったことがある腰痛改善グッズと言えば、湿布薬ではないでしょうか。痛いところに貼るだけでスーッとしたひんやり感に包まれ、思わずホッとしてしまうこと間違いなしですが、それには理由があります。湿布薬は正しくは経皮消炎鎮痛剤といい、服用する薬とは違ったメカニズムで痛みにアプローチするのが特徴です。薬の場合、いったん肝臓で代謝を受けてから体の中の痛みのある所へ作用し、痛みを抑えることになりますので、ある程度の時間がかかります。その点、湿布薬は経皮、つまり皮膚から消炎鎮痛効果をダイレクトに吸収しますので、鎮痛薬を飲んだ場合に比べて痛みが抑えられるスピードが速くなります。
しかも、痛みを抑える鎮痛効果は、鎮痛薬と比較して300倍も強いというデータも出ているほどです。お薬であるため、腰痛改善グッズという意識は持ちにくいと思われますが、どうしても痛みがある時は、貼るだけですぐに痛みに作用してくれる、非常に頼もしい腰痛改善グッズだといえます。最近では24時間効き目が続くものと、12時間で貼りかえるものとの2種類が主に処方されていますので、ライフスタイルに合わせて選ぶのが効果的です。ひんやり感やスーッと感によって痛みが緩和されると感じる人は、冷シップの12時間タイプがお勧めでしょう。
仕事中に貼りかえられないという人は、24時間タイプがお勧めですが、密着度が高くなりますので、肌が弱い人はかぶれに注意が必要な腰痛改善グッズと言えます。痛みがある間は継続して貼ると、痛みを取り去る効果が高くなります。