オールインワンゲルにもう1品加えて
「オールインワンゲル」という名前には「すべてを兼ねる」という意味が込められてはいますが、必ずしも、そのことを額面通りに受け取る必要はありません。
「これ1本でOKなはずだ」ということで、別の化粧品には目もくれないというのは、あまり良いこととは言えないわけです。オールインワンゲルの効果を思ったほど実感することが出来なかったという場合は、特に。
というのも、効果を実感することが出来なかったというマイナスをプラスに転じるのは、実に簡単な一歩を踏み出すことかもしれないからです。
すなわち、オールインワンゲルに加えてもう1本の化粧品を使うという方法です。
例えば、「オールインワンゲルではしっとり感が長持ちしない」という人がいたとしましょう。
そのゲル自体に問題がある場合もあるし、お肌の質も関係していることですから、一概にどうとは言えませんが、とにかくそういう状況があったとしましょう。
ここでその人がとるべき態度は、「このゲルはダメだ、やめよう」ということでしょうか、それとも別の態度でしょうか。
ここでは、別の態度を推そうと思います。つまり、しっとり成分を含んでいる化粧水を、基礎化粧の場に加えるのです。化粧水を塗ったのち、化粧水と美容液、乳液の効果を持つオールインワンゲルを塗るのです。
この使い方では、オールインワンゲルにしっとり成分を付け足したことになります。これによって、「しっとり感が失われやすい」という悩みが解決すればシメたものです。
化粧水とオールインワンゲル、そのコンビネーションによって、スキンケアを完璧に進めることが出来ます。
ゲルの伸びチェック
オールインワンゲルを初めて使うという人に、とりあえず言っておきたいのは「ちょっとずつ使いましょう」ということ。最初からごっそり指にとって、たっぷりお肌に塗ったりしてはいけません。少しずつ伸びを確認しながら使いましょう。
塗り過ぎないように
容器からチョイと指先にとり、伸ばしてみる。「意外によく伸びる」という感想を持つと思います。「最初に指で試しといてよかった」とも思うでしょう。
そう、オールインワンゲルは「伸び」の良いゲルを使っている化粧品。たくさん指先に取り過ぎて、そのあと無心で塗り塗りしていると、気づいたらお肌がベッタベタになっている……ということもありえます。
特に、初めてのオールインワンゲルを使うという場合には、慎重に指にとる必要があるのです。
お肌のベタベタ感というのは自分でも不快ですし、人にもヘンに見えるのではないかと必要以上に神経を使ってしまいます。
とはいえ、あっさりし過ぎているのもよくないので、「ちょうどよさ」というものをしっかりと見出していく必要があります。
例えば、「お肌の中でもここの部分は保湿の機能が低い」とか、「ここを美白にしたい」とか。保湿成分や美肌成分をふんだんに含んでいるオールインワンゲルだからこそ、これは可能なことです。
全体的には塗り過ぎないように。そして、足りない部分にはしっかりと重ね塗りを。この2つのことを覚えておけば、基礎化粧品オールインワンゲルを上手く使いこなすことができるようになるでしょう。
ただし、最近では特に「サッパリ系」ということを前面に出しているオールインワンゲルを目にする機会も増えました。
従来のゲルにあった、「塗りすぎればベタベタ感が生まれてしまう」という点を考慮し、改良した1品となっているのです。