薄毛を改善しようとしているのに、全く効果がないばかりか逆に進行しているという人はいませんか?そして「薄毛改善なんてするだけ無駄だ!」なんて思っていませんか?実はそれ、改善方法が間違っているからかもしれません。間違ったケアを延々続けた結果、薄毛は改善するどころか悪化してしまうことが多いのです。よって、薄毛の改善は正しいケアの知識を持っていることが重要です。ここで紹介している間違ったケア方法は、どれも薄毛を進行させやすくしてしまうものばかりです。まずは間違った頭皮ケアを知り、正しい改善方法を知りましょう。
目次
以外に知らない?間違った頭皮ケア集
まず、多くの人がやってしまいがちな間違った頭皮ケアを紹介します。
1日2回以上のシャンプー
髪の毛を清潔にしようと、1日2回以上のシャンプーを行うのは推奨できません。シャンプーが髪や頭皮に必要な皮脂を洗い流してしまうからです。皮脂は、多すぎると毛穴に詰まって頭皮の環境を悪化させます。しかし、適度な量の皮脂は頭皮を乾燥から守る他、髪の艶をキープするために必要なのです。
必要以上のブラッシング
髪の毛が汚れやすく、フケが出るからと何度もブラッシングをするのも、実はよくありません。フケが大量に出ているというのは、頭皮が乾燥していることが多いのです。乾燥している頭皮はブラッシングによって簡単に剥がれ落ち、フケへとかわります。そして、頭皮はますますダメージを受けやすくなってしまいます。
濡れた頭皮のマッサージ
頭皮のマッサージは薄毛対策に有効ですが、頭皮が濡れた状態のマッサージは推奨できません。頭皮はデリケートであり、濡れてふやけた状態になるともろくなってしまいます。そんな時にマッサージで頭皮に圧力を加えてしまうと、頭皮がダメージを受けやすくなってしまうのです。特に薄毛で頭皮が乾燥している場合は、保護している皮脂が少ないので、水分が浸潤しやすいです。頭を濡らしていなくても、長時間湯船に浸かっていたりシャワーをあびていたりした場合、頭皮は濡れてしまっています。
間違ったシャンプーブラシの使い方
頭皮に優しく、マッサージ効果の期待できるシャンプーブラシですが、誤った使い方をすると、頭皮にダメージを与えてしまいます。例えば力を入れすぎたり髪の毛を巻き込むように動かしたりすると、頭皮が傷ついたり髪の毛がブラシに引っ張られて毛が抜けたりします。
正しい頭皮ケア
間違った頭皮ケアについて前述しましたが、ここでは、正しい頭皮ケアについて紹介します。
正しいシャンプー
シャンプーは1日1回が限度であり、それ以上している場合は控えましょう。頭皮の汚れは、ブラッシングをしてすすぎ洗いをするだけでほとんど落とせます。それ以上の洗髪は、必要な皮脂を洗い流してしまうだけなので推奨できません。どうしても汚れが気になるのであれば、シャンプーを使わず、お湯で髪の毛を洗うだけにとどめておきましょう。
正しいブラッシング
基本的に、頭を濡らす前にブラッシングをします。濡れた状態の頭皮だと傷つきやすくなるからです。また、頭皮を傷つけないように力はあまり込めず、優しく根本から毛先に向けてブラッシングをしましょう。そうすることで、汚れをかきだせる他、皮脂を髪全体に行き渡らせやすくなります。正しいブラッシングは軽い刺激を頭皮に加えることができる、頭皮の活性化につながります。また、汚れをかきだして頭皮の汚れを掃除できるので、育毛剤が頭皮に浸透しやすくなります。ヘアブラシ選びも重要です。使用するブラシによって、毛の硬さや細さが違います。例えば豚の毛は柔らかく、頭皮に優しいブラシとして知られています。他にも硬い猪の毛や、一般的に使われていることが多いナイロンの毛もあります。
正しい頭皮マッサージ
頭皮マッサージのタイミングは、入浴前、もしくは入浴後に頭皮を乾かしてから行います。前準備として、両手をすりあわせて温めるか、お湯で頭皮を濡らして温めます。ちなみに、髪を濡らした直後ならまだ頭皮がふやける前なので、マッサージをしても問題ありません。 正しいマッサージ方法は、力を込めず、そして爪を立てずにやさしく揉むように行います。 最初は、頭皮をずらすイメージで側頭部から頭頂部に向けてマッサージします。次に、前頭部の生え際からこめかみに沿って、指で上下に動かすイメージで優しくマッサージします。最後に、頭皮全体と指全部を使い、優しく叩くように刺激します。リズミカルに、まんべんなく叩くのがポイントです。 シャンプーブラシを使うのも有効ですが、頭皮を傷つけないように優しく動かしましょう。
正しいシャンプーブラシの使い方
シャンプーブラシはゴシゴシこすらず、小さく小刻みに動かすのがポイントです。また、ブラシを回転させて髪の毛を巻き込まないように気をつけましょう。 順番も大事です。髪の毛の部位ごとに分けることで、髪の毛が絡みにくくなり、抜け毛が減らせます。まず、前髪の生え際から頭頂部にかけて優しく動かしましょう。次に、耳の後ろから後頭部をブラッシングし、そして最後に襟足から後頭部をブラッシングしましょう。後頭部は手で髪を分けて持ち上げると、髪の根元が洗いやすくなります。
管理も大切!
正しく使えば薄毛の改善につながるのが、ヘアブラシとシャンプーブラシです。ただし、この2つのブラシは普段から管理をしっかりしていないと、ブラッシングが逆効果になります。ブラシのお手入れを怠ると、ブラシに付着したゴミや細菌が洗ったばかりの頭皮についてしまうのです。ここでは、ブラシの管理方法についてお話します。
ヘアブラシの管理方法
ヘアブラシは、使用している毛によって管理方法が異なります。例えばナイロンブラシならばブラシクリーナーで大きな抜け毛やゴミを取り除き、水洗いをすればそれで大丈夫です。しかし、猪や豚などの獣毛を使用したブラシは水洗いが推奨されていません。獣毛を保護する脂が抜けてしまうからです。よって、ドライクリーニングがメインです。ブラシクリーナーで汚れをかき出しましょう。しかし、二週間に一度は水洗いが必要です。シャンプーを泡立ててブラシに付け、素早く水洗いしましょう。その後、水をよく切り、ブラシ部分を下にして自然乾燥させます。ブラシのお手入れは使用後きちんと行い、ブラシの清潔な環境を保ちましょう。
シャンプーブラシの管理方法
シャンプーブラシも同様に、しっかりと洗って水気を切ります。水分が残っている状態だとカビが生える恐れがあります。また、シャンプーブラシは基本的に劣化しやすいです。先端が割れたりブラシ部分がすり減っていたりと劣化が目立つようになったら、買い替えましょう。
何が頭皮のバリア機能を妨げるのか知ろう
皮膚はと、皮脂と角質によって保護されています。皮脂は肌を乾燥から守り、外部からの刺激物質を防ぎます。角質は外部からの刺激を防ぎます。また、角質にある細胞間脂質は水分保持の役割も兼ねています。そのため、間違った頭皮ケアで角質を取り除いてしまうと皮膚のバリア機能は著しき弱体化します。結果、乾燥しやすくなり、肌が荒れやすくなってしまいます。 逆に、長時間お風呂に入るなどして水分が浸透しすぎた場合、肌はふやけてしまいます。ふやけると、肌の摩擦係数は上昇します。つまり、擦れやすくなってしまいます。結果、肌はより傷つきやすくなってしまうのです。 これらのことからわかるように、乾燥しすぎているのも湿りすぎているのも、肌のバリアを弱らせてしまいます。 まず、何が原因で皮膚のバリアが弱まるかを知ることで頭皮にとって良くないケアがわかります。
薄毛の改善には正しい頭皮ケアが大切
薄毛の改善で第一に考えることは、頭皮のケアです。間違ったヘアケアの原因は、頭皮の状態を考えずに行っているものがほとんどです。シャンプーのしすぎや擦り過ぎなど、どれも頭皮を痛めつけているものが多いです。まず、頭皮の状態を改善し、薄毛対策を行いましょう。