ヘアカラーやパーマは髪の毛だけではなく、頭皮にも大きなダメージを与えます。 頭皮のダメージが増えると、抜け毛に繋がってしまうため、気をつけなければいけません。 一応、パーマやヘアカラーのダメージに関しては、アフターケアをすることで対策することができます。 ですから、ヘアカラー、パーマをやりたいいという人は、まずアフターケアのことについて知っていきましょう。
目次
ヘアカラーの仕組み
髪の毛を自分好みの色に染めることができるのがヘアカラーですよね。 オシャレ好きな人だけでなく、気分転換をしたいという人にも、ヘアカラーの需要はあります。 髪を染めることが好きという人でも、その仕組までは詳しく分からないという人も少なくありません。
ヘアカラーで髪の毛が染まる仕組み
1,キューティクルを開く
まず最初に使う薬剤の作用により、最初にキューティクルを開きます。
2,脱色と発色
次の薬剤で、メラニン色素を脱色し染料を発色させます。 これは、過酸化水素水が分解された後の酸素の働きによって引き起こされる現象です。
3,色が定着する
発色する染料の分子は、少しずつくっつき合い、どんどん大きくなっていきます。 その結果、キューティクルの隙間から出なくなり、色が定着するのです。 このように、ヘアカラーで色を定着させるには、一度キューティクルを開く必要があります。 キューティクルが開くと、当然指通りの悪い髪になります。 ヘアカラーやプリーチは、髪の毛へのダメージが大きいのが特徴的です。 髪の毛や頭皮を大事に思う人は、これらの使用はできるだけ控えた方が良いでしょう。
ヘアカラーで抜け毛が増える理由
ブリーチ
ブリーチは髪の毛に色を付けるものではなく、メラニンを分解する効果があります。 よって、髪の毛が明るくなるんです。 数回行なうことで、髪の毛を白色に近づけることができます。 しかし、髪の毛は主成分であるタンパク質が半分以上、壊されてしまうため髪の毛は非常に脆くなります。 また、頭皮に付くと抜け毛問題も出てくるので注意しましょう。
ヘアマニキュア
これもブリーチと同じく、頭皮に付いてしまうと薄毛の原因となってしまいます。 基本的に、ブリーチやヘアマニキュアは髪だけでなく頭皮へのダメージも大きいので扱う際は気をつけましょう。
ヘアカラー
ブリーチほどではないですが、髪を傷めてしまいます。 また、頭皮に付くと薄毛になるリスクを高めるので使用には気をつけましょう。 日本で販売されているブリーチは、法律で脱色する強さが決められています。 ですから、1回で脱色できる度合いも決まっているのです。 ちなみに海外だと、1回で一気に白色まで脱色できるほど強力なものもありますよ。 ここで知っておいて欲しいこととして、基本的に脱色するものは、髪の毛に大きなダメージを与えてしまうということです。 そして、頭皮に与えるダメージも大きいので、薄毛が心配な人は利用を控えるのが無難といえます。
パーマの仕組み
パーマをする際に2つの液剤を使います。 まず、1剤ですが、この1剤にはアルカリ剤が配合されており、このおかげで還元剤が浸透しやすくなっているのです。 他にも、シスチン結合や塩結合を切断する効果もあります。 2剤では、切断されたシスチン結合を再結合します。 この再結合の際に、髪の毛を曲げるかまっすぐにするかでストレートパーマにするかウェーブパーマにするか選ぶことができます。 パーマの仕組みは意外と単純ですね。 特に、シスチン結合が髪の形状を決定付けるものだということが分かります。
パーマで抜け毛が増える理由
パーマで抜け毛が増える理由の1つとして、パーマ液の強さがあります。 そのためパーマ液が頭皮についてしまうと、その部分が炎症を起こしてしまうのです。 特に、頭皮や皮膚が弱い人は、その影響を受けやすいといえます。 頭皮や皮膚が弱い人だと、炎症を起こし、抜け毛が増える可能性があるんです。 ですから、そのような人は対策としてパーマをしないことをおすすめします。 たまにやる分は良いですが、頻繁に行なうようであれば利用頻度を考えましょう! 最初の段階は接触性皮膚炎で、その次の段階が、炎症性脱毛症とされています。 炎症性脱毛症は、症状名を見て分かる通り、炎症によって脱毛が起きるというものです。 薄毛になる可能性を少しでも下げるために、利用の際に気をつけることで予防をするか、利用すること自体やめるなどで対策しておきましょう。
アフターケア対策で抜け毛を予防しよう!
パーマをかけた後は、アフターケアで手を抜かないようにしましょう。 パーマ後は、最低2日~3日は強く洗わないように気をつけてください。 キューティクルと頭皮の状態がまだ完全に落ち着いた状態ではないため、普段よりも優しく洗う必要があります。 念入りに洗うのではなく、軽く洗うくらいが丁度良いです。 いつも通り、しっかりと髪の毛を洗おうとすると、髪や頭皮がダメージを受けてしまうということを忘れずに覚えておきましょう。 ちなみに、洗浄力の強いシャンプーの利用も避けてください。 というのも、洗浄力の強いシャンプーは、刺激がそれだけ強いからです。 強い刺激は、不安定な状態の頭皮には大きな負担となります。 パーマ後に使うシャンプーは、アミノ酸シャンプーがおすすめです。 頭皮や髪の毛のことを考えると、食生活を見直すことも大事だといえるでしょう。 栄養が不足すると、髪の毛に必要なエネルギーが補給されなくなってしまいます。 結果として成長が止まるだけでなく、不健康な状態が続くのです。 食事以外でいえば、睡眠時間も意識しましょう。 よくいわれているのが、夜の22時から夜中の2時に眠ると成長ホルモンが活発になるというものです。 これらに気を使って生活を送ることで、すくすくと髪の毛も成長していき、抜け毛対策もできます。
ヘアメディカル
抜け毛が増えるのは嫌!でもおしゃれはしたい!
ヘアカラーやパーマは、髪や頭皮に大きなダメージを与えます。 頭皮が強い人や髪の毛の成長にも問題がない人であれば、ある程度無理をしても大丈夫かもしれません。 しかし、頭皮が弱い人や薄毛であるという人は、無理をしないように気をつけてください。 もし、ヘアカラーやパーマをした場合は、しっかりアフターケアに気を使い、できるだけダメージを最小限に抑えられるようにしましょう。 アフターケアさえしっかりできれば、無駄に抜け毛を増やさなくても済みますよ。
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