「最近抜け毛が多くて心配…」 という不安を抱える人は多いです。 抜け毛・薄毛の問題を治す方法といえば、育毛剤かクリニックでの治療の2つが挙げられます。 しかし、 「育毛剤とクリニック、どっちを選択するべき?」 「育毛剤で髪は生える?生えない?どっち?」 と悩む人も多いはず。 そこで、今回は発毛・育毛の違いと、症状に合わせた選び方についてご説明します。
目次
発毛と育毛は何が違う?
発毛 | 育毛 | |
髪の本数 | 本数が増えたと実感する人が多い | 髪を増やす下地作りが目的なので、増やすことは難しい |
見た目の変化 | 薄毛の改善が実感しやすい | 急激な変化は難しい。 髪のボリュームアップにより印象が変わることはある。 |
効果が現れるまでの期間 | 早い人で6ヵ月 平均して約1~3年 | 早い人で6ヵ月 ※育毛の効果は人によって現れ方、感じ方が異なるので、医薬品のように効果を明確に表記できない |
副作用 | 【男性】
|
肌に合わない場合、頭皮のかゆみや炎症などのアレルギー症状が現れる。 |
主な方法 | プロペシア・ミノキシジルなどの治療薬の処方 | 育毛剤・育毛シャンプーの使用 |
- 育毛は発毛を促すための下地作りや、抜け毛などの抑制をすること。
- 発毛はAGAなどの薄毛の症状を治すために行う治療行為
育毛をする必要はある?
「育毛剤を使っても髪は生えない」という話は昔からよく聞きます。 髪が生えないなら育毛は意味がない! 育毛剤を売っているメーカーが、情報弱者をダマしているだけ! という言論もネットでは良く見られます。 しかし、本当に「育毛に意味はない!」と簡単に切り捨ててもよいのでしょうか? 物事を正しく知るためには、デメリットだけではなく、メリットについても知る必要があります。 そこで、育毛に関するメリットについてご説明します。育毛のメリット
育毛メリットまとめ
- 薄毛の予防をすることができる
- 発毛治療に比べると安い
- クリニックへ行かずに自分で手軽に行うことができる
- プロペシア・ミノキシジルで副作用が起こる人でも問題なく使える
https://www.agaskin.net/kt/news/archives/17左上のI型や、右上のⅡ型の場合、見た目には全く薄毛が見られませんよね? この状態でAGA治療を受けるのは、多くの人が抵抗を覚えるのではないでしょうか? しかし、本人からすれば、抜け毛が増えていることが気になっていたり、髪のボリュームが減っていることに危機感を抱いていたりするわけです。 「治療を受けるほどじゃないけど、何かしらの薄毛対策をしておきたい…」 そんな人のために、育毛による薄毛予防は効果的なのです。 また、女性の薄毛の場合も、
https://www.tokyobeauty.jp/lab/datsumosho/biman1番左の図のように、多少分け目が広がっている程度であれば、治療を受けるのはおおげさだと感じるでしょう。 特に女性の薄毛は、男性とは違い頭皮環境の悪さが原因であることも多いです。 ヘアカラーやパーマのしすぎ、または1日に何度もシャンプーをする、などの頭皮に負担を与える習慣が薄毛の原因であることも考えられます。 ※女性の育毛については、以下の記事でも詳しく書かれています! [getpost id="212"] 男女ともに、頭皮環境の悪化が薄毛の原因であれば、頭皮環境を整えることで症状は改善します。 育毛は、育毛剤や育毛シャンプーを使い、血行促進や保湿により頭皮環境を整えることが目的です。 頭皮環境の悪化が原因であれば、育毛によって症状が収まることもあるのです。
育毛をするべき人はどんな人?
育毛をするべき人
- 最近ちょっと抜け毛が増えてきたのが気になる
- 髪のボリュームが昔よりも減った気がする
- 昔よりもちょっと額が広くなった気がする
- 髪の分け目が広くなった気がする
発毛治療を受けるべき人
- 頭頂部や髪の分け目の地肌がかなり目立つ
- 額が頭頂部の近くまで後退している
- つむじが広がり、カッパのような状態になっている
- 髪のボリュームが全体的に少なくなり、地肌がまばらに透けて見える
- 後頭部や側頭部にしか髪が残っていない
- 人に会うと、必ず視線が自分の頭部へ向けられる
- 自分でもはっきり薄毛だと自覚できている
育毛の方法は?
代表的な育毛の方法は主に4つ。- 育毛剤
- 育毛シャンプー
- 頭皮マッサージ
- 生活習慣の改善
育毛剤
- 使用することで、血行促進や頭皮の保湿、髪のハリ・コシアップなどの効果が得られる。
- 頭皮環境を改善し、薄毛の抑制や発毛がしやすい下地を作るのが目的。
- また、髪のハリやコシをアップし、薄毛によって減っているボリュームを補える製品もある。
- 医薬部外品の育毛剤の場合、頭皮の炎症を抑える成分も含まれている。
育毛シャンプー
- ほとんどが低刺激のアミノ酸系洗浄剤で作られている
- 髪の成長を促すボタニカル成分が豊富
- 保湿成分が含まれているシャンプーもあり、頭皮の乾燥やハリ・コシのアップ効果が期待できる
- 髪のダメージを防ぐ弱酸性で作られているものもある
- 製品によって、血行促進効果のある成分が入っている
- 医薬部外品の場合、抜け毛の原因となるマラセチア菌への除菌・抗菌成分が入っている
頭皮マッサージ
- 頭皮をもみほぐすことで血行を促進する
- 手で行うこともできるが、専用の道具や機器で行うこともできる
- 育毛剤を使用する時、頭皮に浸透させながらマッサージをするのが効果的
生活習慣の改善
- バランスの良い食生活を送り、髪に良い栄養を摂取する
- 適度な運動をして、全身の血行を促進させる
- 十分な睡眠を取り、ホルモンバランスの調整&ストレスを改善
- 大量のタバコや過度の飲酒を控える
- ストレスの原因の解消&ストレスの発散
まとめ
育毛と発毛の違いを改めてまとめると、- 育毛…薄毛、抜け毛が気になる人、または発毛治療をしている人が同時に行うもの
- 発毛…薄毛が目に見えて明らかな人が受けるべき、医療行為