目次
販売されているシャンプーにはどんな種類がある?
アミノ酸系シャンプー | 石鹸系シャンプー | 高級アルコール系シャンプー | |
洗浄力 | ・最も低い ・ヘアワックスなどを付けていると、十分に落とせないことも | ・高級アルコール系の次に高い ・皮脂や汚れ、ヘアワックスも十分に落とせる | ・最も洗浄力が高い ・頭皮から毛先まで、皮脂や汚れを徹底的に落とせる |
頭皮への負担 | ・最も低い ・敏感肌・乾燥肌の人におすすめ | ・アミノ酸系に比べて高い ・アレルギーなどの影響は、高級アルコール系よりも低い | ・アミノ酸系に比べて高い ・薄毛・抜け毛の原因になることはまずないが、敏感肌の人はかゆみや炎症の原因になることがある。 |
髪への影響 | ・天然のボタニカル成分にこだわっている商品が多く、使用後はごわつきやすい | ・使用後に髪がごわつくことがある | ・シリコンが配合されてる商品が多く、洗い上がのごわつきが少ない。 |
値段 | ・成分にこだわっている分、高めに設定されている | ・会社によってピンキリ。1,000円以下の商品も多い。 | ・おおむね安い。ワンコインで買えるシャンプーもある。 |
- アミノ酸系シャンプー
- 石鹸系シャンプー
- 高級アルコール系シャンプー
高級アルコール系シャンプー
メリット
- 価格が安く、ドラッグストアなどで手軽に買える
- 洗浄力が高いので、肌がオイリーな人、頻繁に整髪料を使う人にオススメ
- シリコン配合のシャンプーは、髪のツヤや指通りも良くなる
デメリット
- 洗浄力が高いので、乾燥肌・乾燥性敏感肌の人だと合わない場合がある
- 乾燥が原因で皮脂が増加する「インナードライ肌」の場合、さらに皮脂が増加する原因になる
石鹸系シャンプー
メリット
- 洗浄力が高いので、余分な皮脂や整髪料などもしっかり洗浄できる
- 配合成分がほとんど固形石鹸と同じなので、アレルギーが起こりにくい
- アミノ酸系シャンプーに比べて価格が安い
- 環境に優しい成分で作られている
デメリット
- 洗浄力が高いので、乾燥肌・乾燥性敏感肌の人にはオススメできない
- シリコンなどの成分が入っていないことが多く、使用後は髪がごわつきやすい
アミノ酸系シャンプー
メリット
- 洗浄力が最も低いため、乾燥肌・乾燥性敏感肌・インナードライ肌にオススメ
- 弱酸性・中性で作られている製品が多いので、髪の負担も少ない
- 無添加で作られているので、どうしても添加物が気になるという人も安心
- 育毛に良いとされる成分が豊富に含まれている
デメリット
- 洗浄力が低いので、整髪料を使っている人やオイリー肌の人は注意が必要
- たくさんの成分が含まれているので、特定の成分にアレルギーを持つ人は注意
- 無添加なので、シリコンを配合したシャンプーに比べると髪がごわつきやすい
- 価格が高い
最近話題の「炭酸泡シャンプー」ってなに?
炭酸泡シャンプーとは、シャンプーの成分の中に炭酸が含まれているシャンプーのこと。 シュワシュワとした炭酸による心地よい洗い上がりと、炭酸による頭皮への血行促進効果が得られるのが特徴です。 炭酸泡シャンプーの多くは、アミノ酸系シャンプーに属しているシャンプーです。 炭酸には皮脂の洗浄力を高める効果があるため、アミノ酸系でも皮脂が落ちやすいなどのメリットがあります。メリット
- 炭酸独自の刺激と爽快感で、洗い上がりが心地良い
- 頭皮への血行促進効果で、頭皮の炎症からくる抜け毛を抑え、育毛をサポートする
- 炭酸が皮脂の洗浄を促すため、他のアミノ酸系シャンプーよりも皮脂が落としやすい
- 弱酸性なので、洗い上がりの頭皮環境が整いやすい
デメリット
- 乾燥肌・敏感肌の人だと刺激が強い場合がある
- 容器がスプレー缶なので、処分が面倒
- 他のシャンプーに比べて容量が少ない傾向がある
どのシャンプーを選ぶべき?
シャンプーを選ぶ場合、最も重要なのは、自分の肌質に合っているかどうかです。 3つのシャンプーの中から、肌質に合ったものを選ぶ場合、以下のように分類できます。- アミノ酸系シャンプー…乾燥肌・乾燥性敏感肌・インナードライ肌の人にオススメ
- 石鹸系シャンプー…敏感肌の人にオススメ
- 高級アルコール系シャンプー…オイリー肌の人にオススメ
アミノ酸系(育毛)シャンプーを使えば必ず髪は生える?
アミノ酸系のシャンプーの多くは「育毛」と称されるので、いかにも薄毛・抜け毛に効きそうですよね。 「使っていれば髪が生えてくるかも」と期待する人も多いでしょうが、実際はこうした育毛シャンプーを使って髪を増やすことは難しいのです。育毛シャンプーは抜け毛・薄毛に効果ナシ?
アミノ酸系の育毛シャンプーは、あくまで「頭皮の負担が低いシャンプー」です。 乾燥肌の人や、敏感肌の人の場合、高級アルコール系などの洗浄力の高いシャンプーだと、頭皮に負担がかかることがあります。 アミノ酸系シャンプーですと、髪や頭皮への影響が少ないため、抜け毛・薄毛になるリスクを下げることができます。結局育毛シャンプーは使ったほうがいい?
抜け毛が気になる程度で、本格的な薄毛になっていない人であれば、育毛シャンプーの使用がオススメです。 以下は、育毛シャンプーがオススメな人、オススメでない人のまとめです。育毛シャンプーがオススメな人
- まだ本格的な薄毛にはなっていない。
- 抜け毛が増えた気がするので、なにか抜け毛対策がしたい
- 昔に比べて、髪のボリュームがちょっと減った気がする
- 将来的な抜け毛を今のうちに予防したい
- 現在使っているシャンプーに不満がある
育毛シャンプーがオススメでない人
- 地肌が目立ち、明らかに薄毛だとわかる
- 髪が後頭部や側頭部にしか残っていない
- オイリー肌で、頭皮の皮脂もかなり多い
- 普段からヘアワックスなどを良く使う
アミノ酸系(育毛)シャンプーにはどんな種類がある?
一般的な育毛シャンプーは、- 血行促進
- 抗炎症効果
- 髪のハリ・コシアップ
- 髪や頭皮の保湿
血行促進効果
頭皮の血行を促進することで、頭皮環境を整えると同時に、髪が生えやすい土壌をつくることができます。 髪をつくる細胞は、頭皮の毛細血管から栄養を得ています。 頭皮の血行が悪くなると、この髪を作る細胞の働きも衰えてしまうため、抜け毛が増加するなどの問題が現れます。 血行促進成分が配合されたシャンプーなら、毎日のシャンプーで血行を良くすることができるでしょう。 ★主な血行促進成分:酢酸トコフェノール・ニンジンエキス・トウガラシチンキ など抗炎症効果
抗炎症成分とは、頭皮の炎症を抑える成分のことです。 頭皮に炎症が起こると、髪をつくる細胞にダメージが与えられ、髪が抜けやすくなってしまいます。 抗炎症成分が含まれたシャンプーなら、こうした頭皮の炎症を抑え、抜け毛を防ぐことができます。 普段使っているシャンプーで、頭にかゆみやフケが現れる場合、シャンプーが頭皮に合わず炎症している可能性があります。 そういった人に、この抗炎症成分の含まれたシャンプーがおすすめできるのです。 ★主な抗炎症成分:グリチルリチン酸2K・ジフェンヒドラミン など髪のハリ・コシアップ効果
髪のハリ・コシアップ効果のシャンプーを使用することで、髪のボリュームアップを促すことができます。 髪のボリュームが少なくなると、髪の本数が多い人でも、薄く見られやすくなります。 髪に栄養を与える成分や、髪のキューティクルを補強する成分が入っていると、髪が自然に立ち上がりやすくなり、薄毛が目立ちにくくなります。 ★主なハリ・コシアップ成分:加水分解ケラチン・セラキュート®-V など保湿効果
髪・頭皮の保湿成分が含まれたシャンプーなら、洗い上がりの髪や頭皮の乾燥を防ぐことができます。 シャンプーには髪の汚れを落とす成分が含まれていますが、これは同時に髪や頭皮を保護する最小限の皮脂も除去してしまいます。 皮脂には髪や頭皮の乾燥を防ぐ役割がありますが、皮脂が根こそぎ除去されると、髪や頭皮が乾燥しやすくなり、紫外線や活性酸素のダメージを受けやすくなるのです。 保湿成分が豊富に含まれているシャンプーなら、乾燥しやすい髪や頭皮をしっかり保湿し、ダメージを防ぐことができます。 ★主な保湿成分:ヒアルロン酸・昆布エキス・カカオバター など ※具体的にどんな育毛シャンプーが販売されているのか、知りたい人は以下の記事をチェック! [getpost id="1906"]まとめ
各シャンプーの特徴をまとめると、- アミノ酸系シャンプー…乾燥肌・乾燥性敏感肌・インナードライ肌にオススメ。
- 石鹸系シャンプー…敏感肌にオススメ。
- 高級アルコール系シャンプー…脂性肌にオススメ。