育毛剤をつかうのはどのレベル?薄毛・抜け毛チェック表

  1. 1日に100本以上髪が抜けている
  2. 抜け毛のせいで、排水口が2~3日おきに詰まってしまう
  3. 毎日部屋の掃除が大変になるほど抜け毛が多い
  4. 髪の分け目が昔よりも明らかに広くなっている
  5. 髪の分け目から見える頭皮が、赤やピンク色になっている
  6. 毎日頭皮にかゆみを感じる
  7. フケが現れるようになった
  8. 髪がペタンコになり、セットするのが難しくなってきた
以上の表で、当てはまる項目が多いほど、薄毛・抜け毛のリスクが高いといえます。 特に注意して欲しいのが、1番・2番・3番。 この3つが全て当てはまっている場合、明らかに抜け毛の問題が深刻であるとわかります。 放置するとさらに抜け毛・薄毛が進行する可能性があるため、抜け毛が起きている原因へしっかりアプローチする必要があるのです。

30代の抜け毛・薄毛の原因は?

疑問を持つ女性

ホルモンバランスの悪化

女性の抜け毛は、30代後半から増えてくると言われています。 その原因は、ホルモンバランスの低下。 女性ホルモンの分泌量が多いと、抜け毛の量は減少し、髪もつややかで健康的な状態になります。 ところが分泌量が減ると、女性にも少量分泌される男性ホルモンの影響が現れやすくなり、抜け毛が増加してしまうのです。 女性ホルモンは、30代後半から徐々に量が減少してしまいます。こうした年齢によるホルモン量の変化が、抜け毛の原因だとされているのです。

早期更年期障害

まだ30代なのに?」と思われる方もいるかもしれませんが、女性ホルモンが減少すると起こることがあるのです。 原因は、上で説明したホルモンバランスと大きく関係していて、生理不順やほてり、イライラなど更年期障害と同じ症状が出ます。 これは一時的なもので回復する人もいますが、そのまま早期閉経に繋がることもあるのです。 更年期障害は体に負担がかかり、ストレスも大きいため結果的に抜け毛の原因になります。 抜け毛や更年期障害と似たような症状があれば、婦人科へ相談してみましょう。

ストレス

女性の30代はストレスの多い年代でもあります。 仕事面では責任ある立場になることで、ストレスを感じることが多くなります。 また、周りの友人もどんどん家庭に入ってしまうので、一緒に遊んでくれる友達が少なくなることも。 自分が家庭を持った場合も、出産や育児に奮闘しますし、育児が落ち着いた後は就職活動も考えなければなりません。 こうしたストレスは、抜け毛の増加にもつながる問題です。 ストレスを感じると、交感神経の働きが強くなり、その影響で血管が細くなります。 すると、髪を作る細胞にも血液が届きにくくなり、細胞の働きが悪くなってしまうのです。 また、ストレスを抱えると免疫にも悪影響が及ぼされます。 交感神経が優位になると、好中球と呼ばれる白血球の1種が活発になります。 この好中球は、活性酸素を使って皮膚から入り込んだ菌を撃退するのですが、活発化するとこの活性酸素の量も増加し、肌や頭皮が炎症を起こしやすくなるのです。 ストレスを抱えると円形脱毛症などが現れやすくなりますが、この円形脱毛症もストレスによる免疫バランスの悪化が原因。ストレスと抜け毛は密接に関係しているのです。

30代の抜け毛・薄毛に効果的な育毛剤は?

オーガニックのイメージ

イソフラボンなどの成分を含んだ育毛剤

大豆エキスやオウゴンエキスなど、女性用育毛剤にはイソフラボンを含む成分が多くあります。 イソフラボンといえば、女性ホルモンに近い働きをする植物ポリフェノールのこと。 頭皮に塗ることで、女性ホルモンの効果によって育毛効果が得られそうですが、実はイソフラボンは分子が大きいため、頭皮に塗っただけでは女性ホルモンによる効果は得られません。

育毛剤によるイソフラボンの効果は、保湿と抗酸化効果

頭皮が乾燥すると、外部刺激によるダメージが頭皮へ与えられやすくなります。 これが抜け毛を増やす原因となるため、保湿によって頭皮に「水のバリア」を張ることが大切なのです。 また、抗酸化効果も頭皮環境を整える上で重要。 頭皮を始め、人の肌は「表皮ブドウ球菌」などの表皮に住む善玉菌によって健康的に保たれています。 これらの菌は活性酸素などのダメージに弱いのですが、抗酸化効果のある成分は活性酸素の害を和らげてくれるため、善玉菌による頭皮環境の改善効果が得やすくなるのです。

オーガニック系成分の多い育毛剤

漢方やインドの伝統医療「アーユルヴェーダ」などに基づいた成分が配合されていれば、抜け毛の予防・改善にも期待できます。 よく「オーガニック系成分の含まれた育毛剤に効果はない!」というサイトが見られますが、こうした意見は西洋医学の見地によるものです。

オーガニック系成分は伝統医学に基づく効果が期待できる

西洋医学では、配合されている成分一つ一つの効果しか見ていません。 そのため、成分が複数配合された場合の効果や、調合過程での成分の変化、さらには複数の成分が菌などにどういった効果を与えるか、といったことまでは研究されていないのです。 現に医療の現場では、西洋医学による薬よりも、漢方などの伝統医学に基づく薬のほうが効果が出た、というデータもあります。こうしたオーガニック系の成分には未知の効果も期待できるため、人によっては高い効果が得られるかもしれません。

アロマ系の香りのする育毛剤

女性用育毛剤の中には、香りにこだわった商品も多くあります。 心を癒やすアロマ系の香りの育毛剤であれば、使い心地も良いですし、使うことでストレスの軽減にも繋がります。 特にストレスの低減に効果のある香りといえば、
  • ラベンダー・・・(心のイライラ感を落ち着かせてくれる)
  • イランイラン・・・(心にのしかかる不安感を緩和してくれる)
  • グレープフルーツなどの柑橘系・・・(気持ちを前向きに促してくれる)
などの香りが挙げられます。 日頃ストレスを抱えている人は、育毛剤を買う際に香りにもこだわって選ぶとよいでしょう。

育毛剤は使用量を守る

育毛剤を使用するときは、1回の使用量を守らないと肌トラブルの元になります。 女性育毛剤は、男性用の育毛剤と比べて低刺激ですが、効果が薄いわけではありません。 気になる部分に重ね塗りすることもありますが、やりすぎるとかえってダメージになるのです。 化粧水のようなサラサラとしたテクスチャだと、なおさら使いすぎてしまいますが、やりすぎないように気をつけましょう。

自分に合った育毛剤を知ることが大切-まとめ-

まとめ用画像 今回の記事の内容をおさらいすると、
30代の抜け毛の主な原因
  • ホルモンバランスの悪化
  • ストレス
30代の抜け毛改善にオススメの育毛剤
  • イソフラボンなどの成分が入った育毛剤
  • オーガニック成分が含まれた育毛剤
  • 心を落ち着かせる香りの含まれたシャンプー
といったことが挙げられました。 女性用育毛剤にはさまざまな種類があり、その特徴も商品によってことなります。 抜け毛の予防・改善のために育毛剤を利用するなら、商品ごとの特徴もあらかじめ見ておいたほうが良いでしょう。 こちらの記事に、さまざまな女性用育毛剤の特徴が書かれているので、購入前の参考に役立つかもしれません。 [getpost id="2203"]]]>