「イリドイド」。 しかし、体に良い成分だということはわかりますが、具体的にどんな成分なのかは今一つ理解しにくいですよね。 そこで、今回はイリドイドがどんな成分か、そして育毛にどんな効果をもたらしてくれるのかを詳しく調べてみました!
目次
イリドイドとは?
イリドイドとは、主にアカネ目・ツツジ目・ミズキ目の植物に含まれる植物栄養素です。 元々は害虫や菌から身を守るため、植物自身が作り出す防御成分の一つ。 耐虫・抗菌のほか、虫に食べられた場所を修復する場合にも、この成分が役立てられます。植物の中では「配糖体」として存在
ノニ製品の成分を調べると、たまに「イリドイド配糖体」という表記がされています。 これは、イリドイドがノニの実や葉の中で「配糖体」という、糖がくっついた状態になって保存されているからです。 イリドイドは、配糖体になることで高い安定性を得ます。 熱や光に強いため、加工や長期保管をしても変質しにくいです。 ビタミンなどの栄養成分は、殺菌のための加熱処理で壊れてしまいますが、このイリドイドはそういった加工上の問題もないといえます。 配糖体の状態では高い効果を発揮しませんが、消化酵素によって糖が離れた時、活性化するという特徴があります。イリドイドには複数の種類がある
イリドイドは実は複数種類が存在します。 植物によって、含まれているイリドイドの種類や量はそれぞれ異なります。 しかし、イリドイドを含む植物の多くは食用ではありません。 食用でイリドイドを含んでいるのは、ノニを除けばブルーベリー・クランベリー・オリーブ葉などが挙げられます。 ◆ノニの実に含まれるイリドイドは9種類 ブルーベリーに含まれるイリドイドは1種類。 クランベリーは2種類で、オリーブ葉は5種類です。 それに比べ、ノニの実には9種類ものイリドイドが含まれています。 イリドイドを含む食用植物の中でもトップクラスのイリドイド配合量であるため、健康や医療の面で多くの人に注目されているのです。ノニに含まれる主なイリドイド
ノニに含まれているイリドイドは、「脱アセチルアスペルロシド酸」と「アスペルロシド酸」の2つが主要です。 それぞれのイリドイドの特徴と、その効果についてご説明します。脱アセチルアスペルロシド酸(DAA)
◆細胞性免疫力を高める 細胞性免疫とは、病原体を食べて退治するマクロファージや、病原体に侵された異常細胞を攻撃するCTLなど、細胞が直接病原体を排除する免疫システムのことです。 この細胞性免疫力が高くなれば、風邪を引きにくい健康的な体になります。 また、この細胞性免疫力はガン細胞への攻撃も行うため、この免疫力を高めることでガンのリスクを抑えることも期待できます。 http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/36.html https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130328/167124/ ◆体の糖化を防ぐ 体の糖化とは、糖分を過剰に摂りすぎたことで、AGEと呼ばれる老化物質が生まれてしまうことです。 AGEはタンパク質にダメージを与える性質があり、AGEが増加することで顔のシワやたるみ・糖尿病・骨粗鬆症・白内障・ガン・認知症などのリスクが高まるとされています。 脱アセチルアスペルロシド酸(DAA)は、このAGEによる細胞へのダメージを抑える働きがあります。 https://www.atpress.ne.jp/news/56218アスペルロシド酸(AA)
◆体の糖化を防ぐ アスペルロシド酸(AA)は、DAAと同じく抗糖化作用があります。 抗糖化成分が複数含まれることで、AGEのリスクをさらに下げることが期待できます。 https://www.atpress.ne.jp/news/73791 ◆体の代謝をサポートする アスペルロシド酸には、胆汁酸の分泌をサポートする効果があります。 最近話題を呼んでいるダイエット法といえば、「胆汁酸ダイエット」。 胆汁酸は、腸内での脂質の消化吸収を行う消化液です。胆汁酸ダイエットは、この胆汁酸の分泌を促すことで、手軽に体の脂質の燃焼をサポートする方法なのです。 アスペルロシド酸は、この胆汁酸を分泌を促す成分なので、摂取することで体の代謝アップが期待できます。 https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2014/141031_01/index.htmlイリドイドの主な効果
イリドイドのメリット
- 体の免疫力をアップさせてくれる
- 抗糖化成分によって、アンチエイジング効果が期待できる
- 代謝をアップさせ、ダイエットをサポートしてくれる
- 抗菌効果があるため、肌や粘膜に付着する菌をブロックできる
- 熱などに強いため、加工されてもしっかり栄養分を摂取できる