目次
FAGAとは?
FAGAを主に発症しやすいのは、40~50代。
つまり、女性ホルモンが減少する更年期に差し掛かった年代の人に現れやすいのです。
女性ホルモンが減少すると、徐々に男性ホルモンの影響が現れやすくなります。
実は女性にも微量ながら男性ホルモンが分泌されます。この男性ホルモンの影響で、薄毛・抜け毛の症状が現れやすくなるのです。
体質がFAGAになる分かれ道
よく薄毛になるのは遺伝だという話を聞きますが、これはあながち間違った情報とはいえません。 FAGAになる原因は、女性ホルモン減少による男性ホルモンの影響だけではなく、毛根に男性ホルモンの受容体が存在することも挙げられます。 つまり、FAGAは男性ホルモンとそれを受け入れる受容体がそろって初めて発症するのです。 誰でも更年期に差し掛かれば女性ホルモンは減少しますが、薄毛になる女性とならない女性に分かれるのは、受容体があるかどうかの違いといえるでしょう。FAGAになるとどんな症状が現れる?
FAGAは、大きく分けて「ルードウィッグ型」「クリスマスツリー型」「ハミルトン型」の3つに分けられます。 大まかな特徴は、髪の生え際・分け目・頭頂部に症状が現れるということ。 びまん性脱毛とは違い、側頭部や後頭部が薄くならないのが特徴といえるでしょう。https://www.yokobikai.or.jp/ladyshair/info.html
ルードウィッグ型
https://www.hashimotoclinic.co.jp/service/26.php
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主な特徴
- FAGAの症状で最も多い型
- 生え際は後退せず、代わりに頭頂部から後頭部にかけて、びまん性に薄くなる
- 症状の程度から、一型・二型・三型に分類され、三型が最も症状が進行している
クリスマスツリー型
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主な特徴
- 生え際から頭頂部の中央にかけて薄毛になり、クリスマスツリーのような三角形になる
- 症状が進行すると、後頭部にかけて薄毛が広がることがある
- 髪の分け目が徐々に拡大していくように進行する
ハミルトン型
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主な特徴
- 男性の「M字ハゲ」のように、前髪の剃りこみ部分から徐々に後退する
- 他の二つの型とは違い、額が徐々に広がるのが特徴
治療は婦人科でできる
FAGAによる症状が見られる場合、婦人科へ受診するとよいでしょう。 婦人科では更年期障害など、女性ホルモンに関わる症状の治療を行っています。 FAGAも女性ホルモンの低下が原因とされているため、婦人科での治療によって症状を改善させられるでしょう。 また、最近では女性の薄毛専門の美容外科も多く見られます。 FAGAに効果があるとされるパントガール®の処方のほか、発毛剤であるミノキシジルの外用薬の処方など、さまざまな治療を受けられます。FAGAの予防・改善方法は?
毎日のヘアケアを見直す
FAGAは主に女性ホルモンの減少が原因とされていますが、抜け毛・薄毛の症状は複数の原因が関わっている可能性もあります。 女性ホルモンの低下に加え、不十分なヘアケアにより頭皮に炎症が起きている場合もあり、こうした場合は症状の進行も早いため注意が必要です。 具体的なヘアケアの改善方法は、毎日のシャンプーをきちんとすること。 爪を立てず、指の腹を使って頭皮をしっかり洗う。 シャンプーのヌルヌルがなくなるまでしっかりすすぐなど、基本的なシャンプーの方法を心がけるだけでも、頭皮の負担を抑えることができるでしょう。 また、女性育毛剤の使用もオススメできます。 育毛剤には保湿成分や、血行促進成分が配合されている商品が多いため、頭皮の環境改善に効果的なのです。生活習慣の改善
女性ホルモンの低下は、普段の生活習慣の悪さによっても現れます。 栄養の偏った食事や、運動不足、不規則な睡眠時間など、女性ホルモンの分泌を低下させる要因となるのです。 生活習慣を改善するには、栄養バランスのよい食事・1日1時間の運動・7~8時間の十分な睡眠の3つが不可欠。 しかし、身についた生活習慣をいきなり変化させるのは難しいため、困難に感じる人も多いでしょう。 そのため、まずは継続させることを目標に、少しずつ正しい生活習慣を身に着けるようにしましょう。ストレスの解消
ストレスを抱えることも、女性ホルモンのバランスを崩す原因となります。 日々蓄積するストレスを解消し、ストレスのコントロールをすることで、FAGAのリスクを低下させられるでしょう。 ストレスの解消に効果的な方法といえば、趣味を見つけること。 読書や手芸など、自宅でできる手軽な趣味を見つけることで、ストレスの発散に役立てられるでしょう。 特に趣味がないという人であれば、「愚痴ノート」の活用をオススメします。 愚痴ノートとは、その日あった嫌な出来事を、日記のようにノートに書くこと。 これは実は認知行動療法による手法の一つでもあります。 ストレスの原因を書き出すことで、ストレスを感じた出来事を冷静に客観視し、自分の中で消化できるようになるのです。 1日2~3分もあればできるので、就寝する前にでも手軽に実行することができるでしょう。FAGAは誰でもなる可能性があるもの
FAGAは加齢によるホルモンバランスの変化が原因であるため、自力での対処は難しいかもしれません。
本格的に進行している場合は、専門のクリニックでの治療が不可欠です。
しかし、多少抜け毛が気になるだけの場合や、将来的なFAGAのリスクを減らしたいだけであれば、ヘアケアや生活習慣の改善でも十分に効果が得られます。
自分の状況に合わせ、無理なく適切な対処を行ないましょう。
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