脂肪溶解注射(メソセラピー)は、切らない脂肪吸引手術とも呼ばれている画期的なダイエット法です。痩せたい部分に注射をするだけで、その部分にある脂肪が尿として排出され、ダイエットができるという仕組みになっています。 脂肪溶解注射はほとんどの美容外科や美容皮膚科クリニックなどで採用しています。施術料金はクリニックによって異なりますが、一本あたり10,000円~20,000円ほどが相場です。また、3本コースで28,000円~、4本コースで38,000円~など、本数が多いコースになるほど、1本あたりの単価が安くなっていきます。クリニックによってはキャンペーン価格で1本で9800円程度で出来る場合もあります。
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リーズナブルで気軽にできる
皮膚を切開して行う脂肪吸引手術は部位ごとに30万円前後の手術費用がかかるのに対し、脂肪溶解注射は数回分まとめても10万円はいかないので、とてもリーズナブルにダイエットができます。 脂肪溶解注射は取りたい脂肪の量が多いほど、注射をする回数を多くする必要があります。ほんのちょっと痩せたいなら3回くらいでも大丈夫ですが、10キロ以上減量したい場合は、数カ月かけて20回以上の注射が必要です。20回コースでも、たいていは脂肪吸引手術をするよりは安くなります。 また、一般病院のメタボ外来、ダイエット外来などでも脂肪溶解注射を受けることができます。糖尿病や高血圧症などですぐにダイエットが必要と診断された場合は健康保険が効きます。
大きくしたい
豊胸手術をする前に、バストの構造を知っておくと何かと役立ちます。バストは大胸筋、乳腺、乳腺脂肪体で成り立っています。大胸筋は乳腺と乳腺脂肪体を支えているバストの基礎となる部分です。大胸筋がしっかりしているとバストが垂れにくくなります。よくバストアップ効果がある大胸筋体操がありますが、大胸筋体操をして脂肪を支える大胸筋を鍛えることで胸にハリが出てきます。 乳腺はバストの大部分を占める部分で、乳腺が大きいかどうかがバストサイズを左右します。その上にあるのが乳腺脂肪体です。乳腺脂肪体は乳腺を覆うように出来ていて、乳腺を守る働きがあります。ダイエットをすると胸がしぼんでしまうのは、この乳腺脂肪体の脂肪が落ちるためです。
切る手術と切らない手術
豊胸手術には切る手術と切らない手術があります。切る手術はメスを使用して行う手術で、バッグプロテーゼ挿入と脂肪注入法があります。バッグプロテーゼ挿入は、希望の大きさや形のシリコンバッグや生理食塩水バッグなどの人工乳腺を、大胸筋の下や乳腺下に入れる手術です。脇の下からアプローチするため、傷跡が目立つことがなく、最もポピュラーな豊胸手術として普及しています。 ヒアルロン酸を注入するプチ豊胸手術は切らない手術です。両胸で100ccほどの注入で、1カップほどバストアップできます。500cc以上注入することもできます。ヒアルロン酸は体内に自然にあるものなので、違和感なく馴染みます。人工的なものが入っていないのでレントゲンに写る心配も不要です。
新たに乳房を
乳房再建とは乳がんにより乳房にメスを入れ、形や大きさが変形してしまった乳房を元の形に再建、作り直すことを言います。 乳房を全摘出した方や、部分的にがん細胞を取り出し、少しだけ凹んでしまった方など状況はそれぞれです。 少しだけならば、ブラジャーにパットを詰めたりなどして形を整えるなど出来ますが、温泉などに入る場合は、やはり人目が気になる人が多いようで、特に若年性乳がんに罹患した方は乳房再建を希望する傾向にあります。 現在ではシリコンを入れて乳房再建する方法と、自身のお腹などの脂肪を注入し乳房再建する方法がよく選ばれているようです。 一昔前までは健康保険が使えないこともありましたが、最近ではどちらの方法も場合によっては健康保険が使える場合があります。
乳房の再建をどこで行うか
乳房再建をする為に知りたいのは、どこで行えるのか。ということですが、大きく分けて二つあります。 一つ目はご自身が乳がん治療を行い、手術をした病院。 二つ目は、美容整形外科です。 前者の病院ですが、乳房摘出手術と同時に、再建手術を行える大きな病院などもあります。 また、術後に形成外科を受診し、手術跡が塞がったら再建に向けて取り組むことも出来ます。 後者の美容整形外科ですが、こちらは乳がんの手術後に受診することになります。 時々ですが、乳房再建の際にもう片方の乳房を豊胸したいという理由で、美容整形にお世話になる方もいるようです。 乳房再建には、色々な方法や、ご自身の病状によって様々な選択を迫られます。 出来れば信頼関係を築けるお医者様とともに取り組んでいけることが第一だと思います。 一つの医療機関にとらわれず、自分が納得できるところで乳房再建を考えてみてはいかがでしょうか。
気になる物
シミは、老人性色素斑とも呼ばれています。長く生きることで、紫外線を多く浴びた人の肌には、その分多くのメラニン色素が沈着しています。シミはそれによってできるので、そのような名称でも呼ばれているわけです。 現在の日本は、医療技術の進歩により高齢化が著しく進んでいます。なおかつ、地球温暖化の影響で紫外線は年々強くなってきています。そのため、シミに悩む人は増加している状態です。 このような現状ですから、美容系クリニックでの顔のシミ取りの需要は非常に高まっています。顔のシミが多ければ多いほど老けて見えるようになるので、アンチエイジングのためにはシミ取りは非常に有効なのです。 高齢化の波と紫外線に負けることなく若々しさを保つために、シミ取りを希望する人は今後どんどん増えていくと予想されています。
シミを取った後の注意点
顔のシミ取りは、ピーリングやレーザー治療やフォトフェイシャルなど、様々な方法でおこなわています。いずれも、色素が沈着した部分の肌をはがすという美容術です。 ピーリングは、肌を溶かす薬剤を顔に塗り、シミを削るようにしてはがすという方法でおこなわれます。レーザー治療では、シミが高熱によって焼かれます。するとシミは、その後かさぶたとしてはがれ落ちます。フォトフェイシャルの場合は、温熱を与えて新しい肌細胞の誕生を促します。新しい肌細胞が増えていくと、シミは古い肌細胞として、徐々に自然にはがれていきます。 いずれもシミ取りとして高い効果があるのですが、施術後には肌は非常に敏感な状態になります。新しく誕生したばかりの、まだ弱々しい肌細胞が表面に出てくることになるからです。敏感な分、紫外線の影響を受けて色素が沈着しやすいので、施術後は徹底的な紫外線対策が必要になります。
わきがを改善
わきが治療の中でも歴史の古い手術方法としては、切除法と呼ばれる方法があります。この方法は現在ではほとんど行われてはいないのですが、脇の下の臭いの原因となる汗腺ごと皮膚を完全に切り取り、その汗腺を取り除いてから皮膚を元の位置に戻す方法です。皮膚を完全に切り離すために出血がひどく傷跡も目立ち、さらには合併症の危険もかなり高いという問題が多い手術法でした。 その後は改良が行われ、現在主流となっているのは剪除法と呼ばれる方法となっています。この方法は傷跡が目立たないようにワキのしわの部分を数センチ切開し、その部分の皮膚を裏返して目で確認しながらわきがの原因となる汗腺を切り取る方法です。 さらに、最近では体をメスで切らずに超音波を用いて汗腺を破壊する方法も登場してきており、次第にわきが手術は体への負担が少なく安全に行えるようになってきています。
身体への負担が小さい方法が主流となるのでは
わきが治療というと、わき毛を剃ったり制汗剤を用いる保存療法の他に手術による治療方法があります。それぞれ一長一短であり、保存療法は手軽にできるものばかりですが根本的な治療法ではなく、手術はわきがの原因となるアポクリン腺と呼ばれる汗腺を取り除くために効果は高いものの、体への負担がかなり大きいという問題がありました。 しかし、最近ではわきが手術の中でもメスで身体を傷つけずに超音波で汗腺を破壊する事によって、かなり体への負担が小さくて済む方法も登場してきています。こうした体への負担が小さい新しい治療方法は、現在ではまだまだ主流であるとは言えませんが、徐々に普及していく事で、わきが手術の中でもメインの治療方法となっていくのではないかと思われます。