これらの医薬品を併用しても副作用などの危険性はないのでしょうか? この記事では以下のことについて取り上げています。
- フィンペシアとミノキシジルの効果や副作用
- ジェネリック製品について
- もっと安全で確実な治療方法はあるかどうか
目次
フィンペシアとミノキシジルにある初期脱毛は危険?
フィンペシアとミノキシジルには、それぞれ初期脱毛の副作用が発生することがあります。 ですが、この副作用は悪い副作用ではなく、ポジティブに受け取って良い副作用です。 人間の髪にはヘアサイクルというものが存在し、「成長期・退行期・休止期」の3期に分けられます。 この中で髪が伸びるのが成長期のみなのですが、AGA治療の効果が出るのも成長期の髪の毛だけです。 そしてAGAを発症していると成長期の髪の毛が少なくなり、髪の成長が終わった休止期の髪が増えるのですが、AGA治療薬はこの休止期の髪を出来るだけ早く抜いて成長期の髪をふやそうとします。 これが初期脱毛として表面化しているのです。 初期脱毛のメカニズムについて何も知らない方からすると、AGA治療薬のせいでさらにハゲに近づいたと思うかもしれませんが、決してそういうわけではありません。 逆にAGA治療が進行しているということであり、喜んで良い現象なのでネガティブに捉えてストレスを溜めないようにしましょう。 ここからは、フィンペシアとミノキシジルそれぞれの効果と治療期間、そして初期脱毛以外の悪い副作用について解説していきます。フィンペシア
効果と治療期間
フィンペシアには、AGA治療に有効なフィナステリドが含まれています。 このフィナステリドは有名な治療薬であるプロペシアにも含まれている成分で、医学的にも効果があることが証明されています。 [su_label type="info"]資料[/su_label] 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 - CQ1:フィナステリドの内服は有用か? この臨床実験では、AGAの進行が止まった・AGAが改善されて頭のボリュームが増えたという方が実に98%にのぼります。 科学的な根拠があるため、フィナステリドに関しては信頼して問題ありません。副作用
いくらAGA治療に効果を期待できると行っても、フィンペシアは医薬品の一つです。 医薬品ということは、副作用のリスクも存在するということです。 フィンペシアに含まれるフィナステリドの臨床実験で発生したふくさようは以下のものです。 [su_list icon="icon: check" icon_color="#54d050"]- 胃潰瘍
- 大腸ポリープ
ミノキシジル
効果と治療期間
ミノキシジルは他の治療薬と比べると非常に治療効果が高いということが判明していて、"治療効果だけ"を評価するのであればミノキシジル一択です。 [su_label type="info"]資料[/su_label] 臨床データで見る発毛効果(長期投与試験) しかし、効果絶大ということは体への負担も大きく、それ相応の負担がかかります。 どれだけヤバイかどうかはこの後の副作用の項目を見てください。副作用
ミノキシジルは副作用発症確率が極めて高く、その発生確率は8%以上です。 [su_label type="info"]資料[/su_label] ミノキシジルのリスク区分について しかもその副作用のほぼ全てが起きてほしくない副作用であり、危険性がとても高いです。 ミノキシジルの副作用に関することはこちらの記事で解説していますので、ミノキシジルを検討している方は必ずお読みになってください。 [su_service title="ミノキシジルを解説している記事" icon="icon: check" icon_color="#49a956"] https://work-er.jp/aga_reaction/#i-8 [/su_service]フィンペシアやミノキシジルは併用することができる?
人によってはお金に余裕があるからフィンペシアとミノキシジルを併用しても大丈夫か悩んでいますよね。 結論から言うと併用は絶対にやってはいけません。 フィンペシアとミノキシジル両方に重大な問題があり、その問題が解決するまではフィンペシアとミノキシジルの併用は絶対にダメです。そもそも国に認可されていない
1つ目の重大な問題というのが、国に認可されていない医薬品ということです。 フィンペシアとミノキシジル(内服のみ)両方とも認可されておらず、安全性が保証されていません。 フィンペシアとミノキシジルが違法というわけではありませんが、使用する際は完全に自己責任ということになるので、使わないほうが懸命です。 そしてフィンペシアを使用することを考えているのであれば、同等の成分が含まれていて国に認可されている(国も安全ない薬品だと認めている)プロペシアを使うことをおすすめします。ミノキシジルは極めて副作用の危険性が高い
ミノキシジルは副作用発生確率が8%超えという極めて危険性が高い医薬品となっています。 効果の高さに関してはずば抜けているのですが、副作用の発生確率もずば抜けているため、使うべきではありません。 例えると、12~13人使ったら1人は副作用に悩まされるということです。 もはやギャンブルに近い確率なので絶対にやめておきましょう。特に内服薬はNG
ミノキシジルは副作用の発症確率こそ高いですが、外用薬(塗り薬)であれば厚生労働省に認可されています。 それでも副作用の発症確率が高いミノキシジルですが、もっと問題なのは、内服薬(飲み薬)があまりに危険性が高すぎて認可されていないということです。 そのため、副作用発症確率が極めて高い&国も保証していないという危険極まりない医薬品となっているため、絶対に使うべきではない薬品です。 それほど危険なのになぜ有名なのかというと「効果の高さ」です。 効果だけでいうとプロペシアやフィンペシアよりも高いため、早くAGA治療の結果を出そうと焦っている人が使ってしまっています。 冷静に考えると使わない方が正しいので覚えておいてください。フィンペシアはインド版プロペシア
ではフィンペシアはどうなのかというと、インド版プロペシアです。 使われている成分はプロペシアとほとんど同じで、プロペシアとほとんど同じ量のフィナステリドが含まれています。 いわゆる認可されていないプロペシアということであり、プロペシアよりかは安く購入できる可能性があります。 そのかわり国が保証しておらず、製造工程も安全かどうかが保証されていないため、安全性にお取ります。 AGA治療において、治療成功確率が一番大事ですが、その次に安全性が大事ですよね。薬を使うわけですから。ざっくりまとめると、どちらもおすすめできない
見出しのように、国に認可されていないフィンペシアとミノキシジル(内服)はおすすめできません。 ミノキシジルは内服・外用のどちらかにかかわらず、副作用の確率が高いため、外用タイプのミノキシジルもやめておきましょう。ではどうするべきか?
フィンペシアもダメ、ミノキシジルもダメ、じゃあどうしたら良いのかという話ですが、本当どうしたら良いんでしょうね。 ではおとなしく育毛シャンプーや育毛剤を使うべきか?というのかというとう言うわけではありません。 育毛剤や育毛シャンプーは良くも悪くも「誰にでもある程度効果が出やすいように万人向けに作られている医薬部外品」なので、プロペシアなどの医薬品と比べると効果を期待しにくいです。 ちなみに医薬部外品とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定量含まれている製品であり、治療を目的としたものではありません。 つまり治療できる方どの効果を持つものではないため、予防・衛生関係で使うことが多いです。 つまり、AGAを発症してから使うものではなく、AGAを発症する前に日常的に使っておくべきものなので、育毛剤・育毛シャンプーは治療に適さないものです。 このあたりの認識を間違えている方がほぼ100%といっても過言ではないのでマル秘情報として覚えておいてください。例えプロペシアでも海外のジェネリック製品はやめておこう
育毛シャンプーや育毛剤などの医薬部外品はアウト、フィンペシアやミノキシジルもアウトということがわかりましたが、じゃあ医薬品として認められているプロペシアなら何でも良いのかと考えるかと思います。 確かにその考えは半分正解なのですが、半分間違いでもあります。 半分間違いというのは、海外のジェネリック製品のプロペシアを選んではいけないということです。ジェネリック製品について
ジェネリック製品とは特許が切れた後に開発・発売された製品のことで、カンタンに言うと「独占して販売できる権利の時効が来たので、外部の人も自由に販売できるようになった」ということです。 厳密には違いますが、ここではそのような認識が大丈夫です。 現在はプロペシアの特許も無効になっているため、プロペシアのジェネリック製品が国内外問わず、数多く販売されています。ジェネリック製品には偽物が存在する
ジェネリック製品の一番怖いところは、偽物を掴まされる可能性があるということです。 ジェネリック製品ではなく国にも認可された医薬品を使った場合で副作用が発生したのであれば、「医薬品副作用被害救済制度」という公的制度が患者を守ってくれるのですが、ジェネリック製品の場合はそのような精度が一切適用されません。 簡単に言うと、「公式から買ったものはサポートするけどそれ以外はサポートしないよ。全部自己責任だよ」ということです。 ですので、安いからという理由でジェネリック製品を選ぶのはやめておきましょう。医師の監修の上で治療薬を投与してもらうこと
AGA治療で重要視すべきことは、治療成功確率と安全性です。- フィンペシアは安全性に欠ける・成功確率も不明瞭
- ミノキシジルは著しく安全性に欠ける
- ジェネリック製品は安全性にも欠ける上に成功確率も不明