コンビニやファミレスなどの普及により、季節や時間に関係なくいつでも美味しい食事にありつけるようになりました。しかし、一方では野菜不足が問題視される事態となっています。野菜不足を回避して、食事をするにはどうすれば良いいか考えてみましょう。
目次
現代人が野菜不足になりやすい理由
街を見渡す限り、コンビニは徒歩圏内にいくつも立ち並び、和食から洋食など各種様々な飲食店が軒を連ねています。食の多様化が進んでいるにも関わらず、なぜ現代人は野菜不足に陥ってしまうのでしょうか?その原因を探っていき、解決策を考えてみましょう。
肉食中心の食事
食の欧米化が進み肉を食べる機会が増えた分、野菜不足になったと考えられます。また、肉は野菜よりも生産コストが低く低価格で提供できるので、消費者の手が届きやすいとも言えます。また、一般的に野菜の調理には時間や手間がかかるなど、マイナスなイメージがあるため野菜不足に陥っているのだと考えられます。
生活スタイルの変化
働き盛りの一人暮らしの方は、特に野菜不足が深刻化しています。仕事が多忙を極めると、食事よりも睡眠時間の優先度が高くなるため、レンジで温めるだけの冷凍食品や、お湯を注ぐだけのカップラーメンが重宝されます。この工程すら面倒だと感じる方は、ドリンクタイプの栄養剤やゼリーで食事を済ませることがあります。
野菜不足は病気発症リスクを高める?!
世の中には様々な食材が溢れています。「野菜不足になっても、他の食材で代用できそう!」このように考えている方も中にはいるでしょう。ですが、私達が考えている以上に野菜は体に必要な存在なのです。野菜不足になると、体内でどのような変化が起きてしますか見てみましょう。
慢性的な便秘に悩まされる
野菜には豊富な食物繊維やビタミンが含まれていますが、不足してしまうと腸内環境が乱れて排泄機能に影響が出て便秘になってしまいます。慢性的な便秘になると、ニキビや肌のくすみに悩まされることになります。
貧血状態でヤル気低下
野菜に含まれるミネラルは、血流の巡りを良くしてくれますが、野菜不足になるとヘモグロビンが減少するため、酸素の供給が滞り貧血の状態になってしまいます。ホルモンバランスが乱れやすい生理中や産後は、鉄分を多く含む野菜を摂取するように意識してみましょう。
イライラと情緒不安になる
人はカルシウムが不足すると、神経の高ぶりが抑えられずイライラしやすくなります。神経過敏な状態が続くと、脳や体にも負担が大きくなります。野菜にはカルシウムも多く含まれているので、怒りっぽくなっていると感じた時は野菜不足の可能性が高いと言えるでしょう。
成人病へのカウントダウン
脳卒中や糖尿病など、成人病と呼ばれる病を発症している方の多くは、日ごろから肉や脂質を多く摂取していて、野菜不足が目立っています。このことから、野菜不足の生活は成人病リスクを高めてしまう可能性があると考えられています。肥満や動脈硬化を促進させてしまう食事は、見直す必要があるでしょう。
風邪やインフルエンザになりやすい
ビタミンやカルシウム、鉄分は免疫細胞の活性には不可欠な栄養素です。これらが不足してしまうと、外部から侵入してきたウィルスや細菌を撃退することができず、風邪インフルエンザにかかってしまいます。免疫が低下すると体だけでなく、精神の不調ともリンクしやすくなるので注意しましょう。
なぜ野菜不足はダメなの?
そもそも、なぜ野菜不足がいけないのか、ピンときていない方もいるのではないでしょうか?肉や魚など栄養価の高い食材もありますが、ビタミン類をはじめとした食物繊維やミネラルなどは、圧倒的に野菜に含まれているので欠かすことができないのです。
今日からできる野菜不足解消法
主食+サラダで野菜不足解消
普段から、コンビニのオニギリやパスタで食事を済ませるという方であれば、プラス1品としてサラダを購入して野菜の摂取量を増やしましょう。コンビニなら新鮮なサラダや、カット野菜が1人分で販売されているので便利です。
スナック感覚のドライベジタブルで野菜不足解消
薄くカットした野菜を乾燥させると、栄養価と味が濃縮されるので、生の状態と違う味わい方を楽しむことができます。野菜本来の甘みが感じられるので、おやつの代わりとして食べることができ、楽しく野菜不足を解消することができます。
野菜ジュースを飲んで野菜不足解消
野菜不足と感じた時に、手が伸びてしまうのがこの野菜ジュースではないでしょうか。自動販売機やコンビニで手軽に購入できるので、多忙な方でも手早く栄養素を補給することができます。また、飲み切りサイズで販売されていたり、フルーツとミックスされていたり、バリエーションが豊富なので人気も高いです。
青汁を飲んで野菜不足解消
野菜ジュースの甘さが苦手という方には、青汁がオススメです。よけいな味付けがされていない、原料そのままの味わいでスッキリとした飲み口になっています。粉末タイプの青汁なら、携帯用として持ち運べるので便利です。
具沢山味噌汁で野菜不足解消
手の込んだ料理が苦手でも、味噌汁やスープなら調理時間も短くアレンジがききます。野菜を煮ることで、かさも減り一度に多くの量を摂取することもできます。2~3日であれば、冷蔵庫でストックすることもできるので忙しい方にもオススメです。
サプリメントで野菜不足解消
コンビニやドラッグストアなら、ワンコイン価格でミネラルやビタミン類のサプリが販売されています。野菜不足が続いた時にサっと摂取することができます。自分の目的に合わせて選び分けることができるので、無理なく栄養バランスを整えることができます。
手軽さは同じでも内容に違いあり!野菜ジュースと青汁の比較
野菜不足を感じる方が、最も簡単に栄養補給できる方法が野菜ジュースや、青汁の摂取ではないでしょうか。この両者は、自販機からコンビニなどで販売されており、価格も同等程度で購入しやすくなっています。しかし、製品に含まれる栄養素や製造工程には違いがあります。どちらを選ぶか、自分の好みを見極めてみましょう。
健康志向の定番アイテム野菜ジュース
【メリット】
野菜嫌いでも飲める味
野菜だけでなく、フルーツが加わっているので青臭さがなく子供でも飲める工夫がされています。
サイズのバリエーションが豊富
缶や紙パック、ペットボトルまで様々な容器で販売されていて、大容量から飲み切りサイズまであります。
購入先に困らない
コンビニや自販機、あらゆる場所で販売されているので、購入先には困ることがありません。
【デメリット】
糖質やカロリーが以外に高い
人参やカボチャなど、甘いと感じる野菜は糖質が多く、カロリー表示の内容を見て驚くこともあります。
飲みやすさ重視で加熱処理
加熱処理すると、ビタミンや酵素は壊れていまい、食物繊維も減少している場合があります。
開封後の管理が必要
野菜ジュースの多くが、缶やペットボトルで販売されているので、冷蔵庫での保存が必要です。
老若男女問わず支持される青汁
【メリット】
食事で補えない栄養素を配合
ミネラルやビタミン類は、普段から不足しがちですが青汁ならバランスよよく配合されています。
粉末タイプで携帯や保存が簡単
青汁の多くは粉末に加工されて販売しているため、持ち運びやすく飲むタイミングや場所を選びません。
クセが無いのでアレンジが自由
水やお湯以外との相性もよく、粉末の青汁を牛乳にとかすと抹茶ミルクのように飲めます。
【デメリット】
小さな店舗では扱っていない
店舗の規模によっては、粉末の青汁を販売していませんが、通販サイトを利用することで購入可能です。
青汁の味に苦手意識をもつ人がいる
砂糖や果物が不使用なので、青汁そのものの味となっていますが最近は飲みやすく改良されています。
粉末タイプは飲み切る必要がある
開封後の粉末青汁は作り置きせず、飲み切る必要がありますがグラス1杯程度の用量になっています。
美味しく野菜不足を解消!~工夫次第で栄養バランスは整う~
どのような方法で野菜不足を解消するか、いくつかアイディアを紹介してきましたが、一番重要なことはストレスを感じずに野菜不足が解消できるかどうかです。私は紹介してきた方法を、以下のポイントで比較してみました。
摂取の手間(手軽さ)
味(砂糖不使用)
栄養素(バランス)
料金(1杯あたりの価格)
これらのポイントを満たす、野菜不足解消法は「粉末タイプの青汁」という結果になりました!粉末タイプの青汁なら、水さえあればすぐに作れますし余計な味付けもされていません。食事で補えない栄養素も豊富に含まれている上に、1杯あたりの価格は100円を下回る低価格な商品もあります。我がままな私の希望を満たしている粉末タイプの青汁は、女性全員の要望を満たしていると言っても過言ではないような気がします。