白髪が現れる原因まとめ

疑問を持つイメージ

1:ストレス

ストレスのイメージ ストレスがたまると、白血球の一種である顆粒球(かりゅうきゅう)が増加します。 この顆粒球には、人の体に侵入した菌や異物を攻撃する役割がありますが、この顆粒球の数が増えすぎてしまうと問題です。 顆粒球が増えすぎると、正常な細胞にまで攻撃してしまい、炎症やアレルギー反応などが起こりやすくなるのです。 髪の色素を作る細胞にダメージが与えられると、髪に色素が入らず、白髪が生えてしまいます。

2:アレルギー

アレルギー画像 頭皮の赤みやかゆみは、アレルギーが原因で起きている可能性があります。 使っているシャンプーやトリートメント、スタイリング剤などが肌に合わないと、こうしたアレルギーが起こることがあります。 頭皮にアレルギーが起こると、毛穴の中にある髪を作る細胞や、色素を作る細胞にダメージが与えられ、抜け毛や白髪が現れやすくなります。

3:頭への怪我

怪我のイメージ 頭部に怪我を負った時、毛根にある髪を作る細胞にダメージが与えられることがあります。 怪我が原因で髪が生えなくなってしまうことを、専門用語で瘢痕性(はんこんせい)脱毛症といいます。 この脱毛症は、頭部のダメージによって髪を生やす幹細胞が死んでしまい、それがもとで髪が生えなくなってしまうのです。 怪我が原因で白髪は生えるようになったなら、メラニン色素を作る細胞や、その大本である色素幹細胞にダメージが与えられ、色素が分泌されなくなったことが原因かもしれません。

4:生活習慣の悪さ

ストロングゼロ 悪い生活習慣といえば、
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 食べ過ぎ
  • 飲みすぎ
などが主に思いつきますね。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

睡眠不足

睡眠中、人の体では成長ホルモンが分泌され、細胞の修復がさかんに行われます。 睡眠不足になると、この成長ホルモンによる修復が不十分になります。体全体の調子が悪くなり、髪を黒くする色素細胞の働きも低下。その結果、白髪が現れやすくなるのです。

運動不足

運動不足になると、体の筋肉量が減ってしまい、血行が悪くなってしまいます。 さらに運動不足は肥満の原因となり、コレステロールが毛細血管をふさぐようになるのです。 髪を黒くする細胞は毛細血管から栄養や酸素を得ています。 運動不足になると、血行不良により毛細血管に流れる血液の量が減ると同時に、毛細血管がふさがりやすくなるため、髪を黒くする細胞の働きが悪くなります。 その結果、白髪のリスクが高くなるのです。

食べ過ぎ

食べ過ぎは肥満のリスクを高め、毛細血管がふさがりやすくなることで、白髪になる率が高くなります。 また、特定の食べ物ばかりを食べている場合、髪に必要な栄養が足りず、白髪が現れやすくなるのです。

飲みすぎ

お酒は少量であれば血行促進やストレス軽減などの効果が得られます。 しかし、たくさんの量を飲みすぎると、肝臓でアルコールを分解するため、髪に必要なアミノ酸やミネラルを大量に消費してしまいます。 また、お酒の飲みすぎは睡眠の質を悪化させてしまうので、十分な睡眠が取れないことによる影響も考えられます。

5:栄養不足

間違ったダイエット 食べ過ぎると白髪のリスクは高まりますが、逆に食べなさすぎても問題です。 食事制限ダイエットなどを行なっていると、髪の色素に必要なアミノ酸・ビタミン・ミネラルが不足してしまい、白髪が現れやすくなります。

6:紫外線

日焼けイメージ 紫外線といえば、シミやシワの原因としても有名ですよね。 しかし、実は白髪などの頭皮にまつわる問題も、この紫外線が関わっているのです。 UV-Aと呼ばれる紫外線は、肌の奥にまで透過し、細胞のDNAを傷つけてしまいます。 頭部に当たった場合、色素を作る細胞のDNAが傷つき、色素が作れなくなることもあるのです。 もちろん、紫外線に当たったからといってすぐに白髪になるわけではありません。他の黒髪が日光の害を防いでいるため、頭皮に直接紫外線によるダメージが与えられることはありません。 たとえ紫外線によって白髪になったとしても、色素幹細胞が無事なら再び髪は黒くなります。 しかし、毎日長時間日光を浴び続けていた場合、白髪になるリスクが高まるため、注意が必要です。

7:活性酸素

サビのイメージ 活性酸素といえば、体をサビさせる酸化物質として有名。 強い酸化力があるので、有害な菌を攻撃するために、免疫細胞が利用することもあります。 しかし、この活性酸素は健康な細胞にもダメージを与えてしまうため、炎症などの原因にもなるのです。 ストレスによって顆粒球が増加したり、肌が紫外線からの刺激を受けたりすると、この活性酸素が増加してしまいます。

8:加齢

加齢のイメージ 年齢を重ねると、肌のハリや髪のコシなど、体のあちこちで衰えを感じてしまうものです。 髪に色素を与える細胞も、加齢によって働きが衰えてしまいます。 色素を作る大本である色素幹細胞は、加齢によって細胞の分化ができなくなります。 すると、色素を作る細胞のメラノサイトもなくなってしまい、髪に色素がつかなくなってしまうのです。

原因への対策は?

白髪染め画像
1:ストレス
ストレスによる問題を改善するには、こまめにストレスを発散するのが一番。 何か熱中できる趣味を見つけ、空いた時間に行うことで、ストレスを発散することができます。 また、最近では手軽にストレスによる負担を抑えられるとして、「愚痴ノート」が注目されています。 日ごろの不満やうっぷんを、寝る前の5分間くらいでノートに書いてしまうこの方法。実践することで、ストレスを心の内にため込むことを防げるかもしれません。
2:アレルギー
アレルギーへの対策は、ずばりアレルギーを起こす物質に触れないこと。 シャンプーやスタイリング剤など、アレルギーを起こしていると思われる商品はなるべく使わないようにしましょう。 保存料などの添加物でアレルギーが起きている場合は、添加物フリーのシャンプーなどを使うと良いかもしれません。
3:頭への怪我
過去の頭部の怪我で白髪が現れている場合、皮膚科の先生に相談してみると良いかもしれません。 自力での対策は難しいため、白髪染め剤や白髪染めトリートメントなどを使って染めてしまうのも良いでしょう。
4:生活習慣の悪さ
生活習慣の悪さは、日ごろの習慣を正すことで解消されますが、実際に行うとなると難しいものです。 長年体にしみついた習慣ですから、1日や2日で簡単に直すことはできないのです。 そのため、生活習慣の悪さは少しずつ改善していくのが確実。 まずは継続させることを目標に、無理のない範囲で徐々に良い習慣を身につけることで、自然と生活習慣は改善されていくでしょう。
5:栄養不足
無理な食事制限ダイエットは行わず、バランスの良い食事と運動、十分な睡眠によって健康的に痩せるようにしましょう。 また、偏った食生活によって栄養不足に陥ることもあるので、タンパク質・ミネラル・ビタミンのバランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。
6:紫外線
紫外線による害を避けるには、日中に日傘を利用するのが一番です。 その際、白色の日傘は選ばず、光を吸収する黒色の日傘を選ぶとよいでしょう。 「黒い日傘は日光で暑くなるからちょっと…」という人は、内側だけ黒い照り返し対策がされた日傘がおすすめ。表面は白いため熱をため込まず、裏面は黒いので照り返しによる紫外線を防げます。 また、傘以外にも帽子を着用して紫外線対策をするのも効果的です。
7:活性酸素
活性酸素は生命活動をしている限り必ず現れるため、完全に消去することはできません。 ただ、急激な増加を防ぐ予防措置をとることはできます。 活性酸素が増える原因は、ストレスや生活習慣の悪さ、紫外線などが挙げられます。 つまり、先に述べた対策方法を実践することで、活性酸素の増加も防ぐことができるのです。
8:加齢
加齢への対策は、頭の怪我同様に難しいものです。 加齢によって白髪が現れた場合、白髪染め剤や白髪染めトリートメントで染めてしまうのが一番の対策方法といえます。 特に白髪染めトリートメントは、白髪染め剤とは違い、髪や頭皮への負担が少ないのでおすすめ。 年齢を重ねると、髪のボリューム不足や抜け毛などの問題も現れるため、頭皮に優しい白髪染めトリートメントは安心して利用できるでしょう。

まとめ

笑顔の女性 年齢や怪我、病気などが原因の白髪は対策がしづらいです。 しかし、ストレスなどが原因の白髪であれば、しっかりと対策をすることで元の黒髪に生え変わる可能性があります。 10代~30代の若い世代であれば、一度試してみることをおすすめします!]]>