白髪に関する噂まとめ
ウワサ1:白髪は抜くと増える
【20代女性】
Q:白髪は抜くと増えるから、抜かないほうがいい?
【調査スタッフ】
A:ウソ
ただし、明確な根拠はありませんが、抜くと毛根にある髪を生やす細胞を傷つける恐れがあります。
それによって白髪が生える・抜け毛が増えるなどのリスクが高まるかもしれません。
ウワサ2:一度白髪になったら二度と戻らない
【20代女性】
Q:一度髪が白髪になったらもう戻らない?
【調査スタッフ】
A:ウソ
ストレスなどの一時的な問題が白髪の原因だった場合、髪が黒く戻ることがあります。
ウワサ3:ストレスで白髪が増える
【50代女性】
Q:白髪の原因はストレス?
【調査スタッフ】
A:ホント
ただし、その根拠についてはまだ研究途中です。
一説にはストレスによる免疫系の異常で、メラニン色素を作る細胞に影響が及ぼされるとされています。
ウワサ4:ダイエットをすると白髪が増える
【20代女性】
Q:ダイエットと白髪って関係あるの?
【調査スタッフ】
A:ホント
ダイエット中のストレスに加え、栄養不足によってメラニンの元となる栄養が不足することで、白髪のリスクが高まるとされています。
ウワサ5:白髪が生える=ハゲにならない
【50代女性】
Q:白髪が生える人は髪が薄くならないって本当?
【調査スタッフ】
A:ウソ
男性型脱毛症だと、白髪が目立つ前の若い年代から抜けてしまいます。そこから「白髪がある人は抜け毛にならない」というイメージがついてしまったのでしょうが、根拠は全くありません。
白髪が生えた人にも薄毛になるリスクは十分あります。
ウワサ6:親が白髪の多い体質だと子供にも遺伝する
【30代女性】
Q:白髪が多い人は子供にも遺伝するの?
【調査スタッフ】
A:ホント
両親どちらかの髪の色が薄い場合、その子供も髪の色が薄くなることがあります。これは遺伝によって、赤~黄色系ののメラニン色素(フェオメラニン)の分泌量が多いからです。
白髪の場合も同じ遺伝により、メラニンを作る細胞(メラノサイト)に問題が起こりやすい体質だと、白髪が増えやすくなると考えられます。
ウワサ7:ワカメや昆布を食べれば白髪対策になる
【30代女性】
Q:ワカメや昆布を食べれば白髪対策できる?
【調査スタッフ】
A:ウソ
メラニン色素は、主に「チロシン」と呼ばれるアミノ酸を原料に生成されます。
このチロシンは大豆製品や乳製品に多く含まれ、海藻類にはあまり含まれていません。
また、チロシンを多く摂取しても必ず髪が白髪になるとはいえず、あくまで黒髪になることをサポートすることしかできません。
ウワサ8:白髪染めを使うと子宮ガンになる
【20代女性】
Q:白髪染めで子宮ガンになるってホント!?
【調査スタッフ】
A:ウソ
白髪染めに含まれる「オルトフェニレンジアミン」は、動物実験によって発がんに関わるというデータが出ました。
しかし、厚生労働省の有害性評価書には、人への発がん性は認められていないと記載されています。
そもそも、頭皮に白髪染めの成分がついたとしても、浸透するのは角質まで。水分子よりも大きな分子は体の中に入らないので、子宮がんの心配はありません。
ウワサ9:市販の安いシャンプーを使うと白髪になる?
【40代女性】
Q:安いシャンプーは頭皮に悪いから、使うと白髪が増えるってホント?
【調査スタッフ】
A:ウソ
市販の安いシャンプーは洗浄力が高いため、肌が敏感な人の場合、頭皮への刺激になることがあります。
しかし、市販のシャンプーを使っても特に異変はない、頭皮が普通の人であれば白髪などのリスクは考えにくいです。
ウワサ10:L-システインが白髪の原因
【30代女性】
Q:L-システインっていうのが白髪に関わってるって聞いたけど…?
【調査スタッフ】
A:ウソ
L-システインというと、肌のシミを改善してくれる成分ですね。
メラニン色素の分泌を抑えるイメージから、使い続けると白髪が増えると思われやすいですが、シミの改善と白髪には全く関係性はありません。
L-システインによるシミ改善は、肌のターンオーバーに働きかけることで行われます。
一方で白髪が生える原因は、主に色素を分泌する細胞に何らかの問題が起きたためです。
つまり、シミの改善と白髪が現れるメカニズムは全く別物なので、L-システインを摂取していても白髪が増えるとは考えにくいです。
ウワサ11:白髪が生えるのは病気のサイン
【20代女性】
Q:白髪が生えるのは何かの病気になってるから!?
【調査スタッフ】
A:ホント
ただしガンなどの重大な病気のサインではなく、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)と呼ばれる症状によって白髪が現れることがあります。
一部分だけ集中して白髪が生えているなら、この症状の可能性が高いです。
もしもこうした症状が見られた場合、皮膚科へ受診しましょう。