朝起きて顔にニキビがあると、それだけでどんよりした気持ちになりますよね。
化粧ノリも悪くなり、その日1日の気分も台無しです。それが大好きな彼とのデート前日だったり、当日だったりすると大変!予定をキャンセルする……なんて人も。
女性の憧れは、つるっつるの潤い素肌。ニキビはもちろん、それが治ってもしつこく残るニキビ跡に悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
また、ニキビ肌にメイクってしてもいいの?って思っている方も多いのでは?

そんなニキビやニキビ跡は、正しくケアすることで消すことができます。なかには、たった1日で治せる方法やニキビをケアする化粧品も……!?
ただ、今行っているスキンケア方法に自信のない方も多いかもしれません。ニキビやニキビ跡は、ケア方法を間違えると治らないどころか悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。

そこでここでは、美容業界で働いていた私が、ニキビやニキビ跡を消す正しいスキンケア方法についてご紹介します。ニキビやニキビ跡に悩む方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

明日までに何とかしたい!ニキビを1日で消す方法は?

女性のニキビ
明日は彼氏とのデート♡でも、そんな日に限って大きなニキビが……!なんて人でも、1日で大きなニキビを何とかできる方法があります。その主な方法とは、こちらです♪

・テラコートリル軟膏を塗る                                                                                   
テラコートリル軟膏は、ドラッグストアなどで売られている市販薬のこと。抗炎症作用や免疫抑制作用があり、赤みやかゆみ、皮膚炎などを和らげる効果があります。
医師が監修をつとめる各サイトでも多く紹介されており、ステロイドが入っているので気になる部分に塗ってひと晩寝ることで、翌朝にはきれいに消えているのだそう。スキンケア後のきれいな肌(ニキビの部分)にたっぷりと塗り、その上から絆創膏を貼るとより一層効果的なんだとか♪
ただ、ステロイドを頻繁に使うのはおすすめできないため、「今すぐ何とかしたい!」という緊急時だけに使うようにしましょう。

・皮膚科を受診                                                                                             
ニキビができてしまったときは、やはり皮膚科を受診するのもおすすめです!下手に触ってニキビを悪化させてしまうよりも、専門家のいうことを聞いて正しく治す方がいいかもしれませんね。

・オロナインを塗る                                                                                            
どの家庭にもひとつはありそうなオロナイン。オロナインは抗菌作用が期待できるため、ニキビに塗って寝ることで、次の日きれいに治っているかもしれません。

・とにかく寝る                                                                                                 
ニキビの原因は、寝不足が原因なのかもしれません。寝不足だと免疫力が下がり、ニキビができてしまう大きな要因に。そのため、ニキビを治したいならとにかく寝ることが大切!たっぷりと寝ることで免疫力が高まり、きれいにニキビを治せるでしょう◎ニキビを何とかしたいときは、無理をしてでもたっぷり寝ることが大切です。

・メイクで隠す
ニキビをたった1日で消すには、メイクという手段もあります。根本的に治すわけではありませんが、ニキビを簡単に隠せるのがポイント♪「軟膏を買いにいく時間がない」「皮膚科に行く時間がない」「たっぷり寝る時間がない」など忙しい方におすすめです!

なかなか消えないニキビ跡。それを消す方法とは?

スキンケアグッズ
つるつる素肌を手に入れたい女性にとって、気になるのはニキビだけではありません。ニキビ跡も気になります。
ニキビが治っても肌に残るニキビ跡は、なかなか消えないクセモノのひとつ。ただ、美容業界で働いていた私からすると、それは正しくケアすることで消すことができます♪

・美白化粧品を使う                                                       
ニキビ跡を消す方法のひとつが、美白化粧品を使うこと。
ビタミンCやトランサミンなど美白を目指す人たちに選ばれる(美白成分が含まれた)化粧品を使うことで、ニキビ跡を徐々に消すことができます。

・しっかり保湿をする
ニキビ跡を消すには、肌のターンオーバーを回復させることも大切
それには、しっかりと肌を保湿することも大切です。化粧水やパックなど保湿化粧品を用いて保湿することで肌のバリア機能が高まり、ターンオーバーが促されてニキビ跡を消すことができます。

・食生活や生活習慣を改善する 
肌のターンオーバーは、スキンケア化粧品だけでなく食生活や生活習慣を変えることでも促せます。
栄養バランスの取れた食生活を心がけたり、十分な睡眠や適度な運動など規則正しい生活習慣を心がけたりすることで、体の内側から肌のターンオーバーを整えられるのです。

・ニキビ跡を消すには、メイクで隠す      
化粧品や生活習慣などでニキビ跡を消すには、比較的時間がかかってしまうもの。「今すぐニキビ跡を消したい!」という方には不向きです。
今すぐニキビ跡を消すなら、メイクがおすすめ。最も手軽にニキビ跡を消す方法といえます◎

ニキビやニキビ跡を消す効果的なメイク術

メイク道具
ニキビやニキビ跡は、メイクで簡単に隠せます♪ただ、ニキビ肌にメイクをするにはいくつかの注意点も……。
そんなニキビやニキビ跡を隠すメイク術や注意点は、以下の通りです。

コンシーラーを使ったメイクの手順

ニキビやニキビ跡を隠すには、コンシーラーが欠かせません!
コンシーラーには種類がありますが、おすすめなのはスティックやパレットタイプ。ペンシルタイプやリキッドタイプだとカバー力が十分でないため、テクスチャーが硬めでカバー力の高いスティックタイプやパレットタイプを選びましょう◎     
コンシーラーを使ったメイクの手順は、こちらです♪  

1.ニキビやニキビ跡の気になる部分よりもひと回り大きくコンシーラーを塗ります。
2.指先でコンシーラーの縁をトントンと軽く叩きながら、境目をぼかします。
3.仕上げにフェイスパウダーを重ねると、完成です。 
                                                                 

ニキビ肌にメイクをする注意点

・マッドタイプはNG!?肌への負担が少ないファンデーションを
皮脂分泌が過剰な場合が多いニキビ肌。そんなニキビ肌に油分の多い化粧品やカバー力の高い化粧品を用いると、毛穴に詰まりニキビが悪化してしまう可能性も。そのため、油分の多い化粧品やウォータープルーフタイプなどカバー力の高い化粧品は使わないようにしましょう。ノンコメド表記があるなど、油分の少ないファンデーションを選ぶのがおすすめです◎

パフやスポンジは洗ったものを!清潔なメイク道具を使うのが鉄則
ニキビを悪化させないためには、清潔なメイク道具を使うのが鉄則!ファンデーションや皮脂など汚れが付いたままのパフやスポンジを使うと、雑菌が肌に付着しニキビを悪化させてしまうことも。パフやスポンジは必ず洗ったものや新しいものを使うようにしましょう◎

そもそもニキビ肌にメイクはOK

メイクをしている女性
ニキビ肌はデリケートなため、なるべく触れてはいけないイメージがありますよね。「そもそもニキビ肌にメイクをしてもいいの?」と思ってしまう方も多いのでは?
確かに、ニキビは肌が炎症を起こしている状態なので、できるだけ触らないことが大切です。ただ、すっぴんは紫外線や乾燥、ホコリなどの外的刺激を直で肌に受けやすいため、ニキビを悪化させてしまうおそれもあります。
そのため、ニキビ肌でも低刺激なメイクであれば、した方がよいといえるでしょう◎
ただ、化粧品による肌への負担を少しでも減らすためにも、帰宅したらすぐにメイクを落とすようにしましょう。

メイクしながらニキビを消す・ケアできる化粧品も!

化粧品のなかには、ニキビ肌にぴったりな化粧品もあります。その化粧品を使うと、メイクしながらニキビをケアできちゃうんです♪

■そもそもニキビやニキビ跡ができる原因とは?

鏡を見ている女性
ニキビやニキビ跡を消すには、そもそもそれらができる原因を知ることが大切です。原因や状態を知ることで、適切なアプローチができるようになります◎

・ニキビができる原因は?
ニキビができる原因は人によってさまざまですが、主にアクネ菌が炎症を起こす場合と、ホルモンバランスが乱れることでニキビができる場合があります。
アクネ菌は空気が入らなくて皮脂の多い場所を好むため、毛穴に汚れがたまっているとアクネ菌の温床になってしまいます。そのため、余分な皮脂や汚れをためないよう、肌は清潔に保ちましょう。
また、ストレスや疲れをためていたり、睡眠不足が続いたりするとホルモンバランスが乱れてしまいます。ホルモンバランスが乱れると頬やアゴにニキビができやすいため、日頃からストレスをためないよう心がけたり、規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。

・ニキビ跡ができる原因は?
ニキビが治っても赤みが残るニキビ跡。そんなニキビ跡は、ニキビによる炎症が悪化して皮膚細胞がダメージを受けたことが原因です。白ニキビなど炎症を起こす前のニキビであれば跡は残りにくいものの、赤ニキビなど炎症を起こしたニキビは跡が残りやすいといえます。

ニキビの種類に応じたケア方法

スキンケア用のクリーム
一口でニキビといっても、ニキビには種類があります。それぞれの種類に応じてケアをしなくては、ニキビをきれいに治すことはできません。場合によっては、ニキビを悪化させてしまうことも……。
ニキビの種類を見極め、それに応じたケアを心がけましょう◎

・赤ニキビ
アクネ菌が繁殖して炎症を起こしている赤ニキビ。放置するとニキビ跡が残りやすいニキビでもあるため、しっかりと炎症を抑えることが大切です。
肌を清潔な状態に保った上で、軟膏など薬を用いて炎症を抑えましょう。

・白ニキビ
皮脂や角質が毛穴に詰まり、そこに皮脂がたまることで白っぽくなる白ニキビ。ニキビの初期段階で、早めにケアすることでニキビ跡は残りにくくなります。
肌を清潔な状態に保ち、軟膏など薬を用いてケアしましょう。                                                 

・黄色ニキビ
炎症が悪化して膿みが出ている状態の黄色ニキビ。白ニキビとよく似ているため間違えやすいですが、黄色ニキビは触れると痛みがあり、白ニキビよりも膨らんでいるのが特徴です。
下手に触るとニキビ跡になる可能性があるため、皮膚科を受診するようにしましょう。                                                                    
・紫ニキビ
膿みに加えて血もたまった状態の紫ニキビ。これはニキビのなかで最も悪い状態で、最悪の場合、色素沈着でニキビ跡が残ってしまうだけでなく、クレーターのように凸凹な状態で残ってしまうことも。
絶対に自分ではつぶさず、皮膚科を受診しましょう。

ニキビ跡の種類に応じたケア方法

ビタミンCと女性
ニキビに種類があるように、ニキビ跡にも種類があります。なかなか治しにくいと思われがちなニキビ跡ですが、種類に応じて正しくケアすることでニキビ跡もきれいに消すことができるのです♪

・赤みのあるニキビ跡                                                                                         
ニキビは治っているものの、炎症が治まらずに赤みが残っているニキビ跡のこと。そんな赤みのあるニキビ跡には、炎症を和らげるビタミンCの含まれたスキンケア化粧品がおすすめ◎ビタミンCは過剰な皮脂分泌を抑える働きもあるので、ニキビ予防にもなるでしょう。

・茶色っぽいニキビ跡          
茶色っぽく見えるのは、メラニン色素が沈着してしまったニキビ跡のこと。肌のターンオーバーが乱れていると現れやすいニキビ跡です。メラニンの沈着を抑えたり、薄くしたりするビタミンCの含まれたスキンケア化粧品でケアするのはもちろん、食生活や生活習慣を整えて肌のターンオーバーを促すようにしましょう◎

・クレーターのニキビ跡
肌が傷つき、凸凹な状態になってしまっているニキビ跡のこと。赤みのあるニキビ跡や茶色っぽいニキビ跡とは異なり、セルフケアで治すのは難しいといわれています。ただ、肌のバリア機能を整え、肌に潤いを取り戻せば目立たなくさせることは可能なんだとか。コラーゲンやプラセンタなど、肌に潤いやハリを与えるスキンケア化粧品でケアするのがおすすめです。また、コラーゲンの生成を促し、傷の治癒に役立つとされるビタミンCが含まれたスキンケア化粧品を使うのもおすすめです。
ただ、クレーターのニキビ跡を早く治したい場合には、セルフケアよりも皮膚科や美容外科での治療がよいでしょう◎

まとめ

いかがでしたか?ニキビやニキビ跡は、軟膏を塗ったり美白化粧品を用いたりするなど、それらの種類に合わせて薬やスキンケア化粧品を使い分けることでしっかり消すことができます。
また、たとえニキビ肌でも、化粧品によってはメイクしながらケアすることもできるんですね♪

ニキビやニキビ跡を消すには、薬やスキンケア化粧品を用いるのはもちろん、肌のターンオーバーも大きく影響します。ターンオーバーが上手く行われていなければ、どんなに薬やスキンケア化粧品を使っても治りが悪いかもしれません。
逆をいうと、肌のターンオーバーを整えておけば、ニキビができても治しやすく、ニキビ跡も残りにくいといえるのです。

肌を常に清潔に保ち、食生活や生活習慣を整え、肌のターンオーバーを促しましょう。そうすることでニキビやニキビ跡は予防でき、たとえできてもきれいに消すことができます♪