髪を触っている金髪の女性

『脇や足に黒いぶつぶつができた…』

『太ももの裏がザラザラする!』

『自己処理したあとニキビができて痒い!』

という経験は女性なら一度はあるのではないでしょうか。

剃っても剃ってもなくならない毛にイライラした方も少なくないと思います。

黒いブツブツの正体は、埋没毛(埋もれ毛)と呼ばれるものです。

今回は、埋没毛ができる原因や治し方をご紹介します。

埋没毛をなくして理想的なツルツルすべすべで綺麗な肌を手に入れましょう。

また、これから埋没毛ができないための予防策も一緒に書かせていただきました。

この記事が少しでも皆さまのお悩みの解決に繋がれば嬉しいです。

1 埋没毛って何?

埋没毛は埋もれ毛とも言われており、間違った自己処理などが原因で皮膚の中で成長してしまった毛のことです。

本来なら、体に生えている毛は皮膚の表面に向かって生えるものです。ですが、何らかの原因により毛穴が塞がれてしまうと、皮膚の表面ではない部分へ向かって生えてしまうことがあります。

埋没毛には皮膚の上から透けて見えたり輪っかになったりといろいろなパターンがあります。

2 埋没毛の原因って?

埋没毛は何らかの原因で毛穴が塞がってしまうことで起こりやすくなります。

毛穴が塞がってしまう主な原因がこちらです。
脇にくしを当てている女性

①皮膚の乾燥

肌の表面の角質が厚くなってしまうので、皮膚が乾燥すると毛穴を塞いでしまうことがあります。

②肌のキズ

肌の細胞が傷を修復するときに、毛穴を塞いでしまうことがあります。

③ムダ毛の自己処理

これが埋没毛の主な原因ではないでしょうか。
カミソリや毛抜きでのムダ毛の処理は乾燥・肌の傷に繋がり、埋没毛ができやすくなってしまいます。

3 埋没毛の治し方

皮膚科などには行かずに自分で治したい!という方のために、埋没毛を自分で治す方法をご紹介します。
肌を傷つけずに埋没毛を治すにはこの4つの方法がおすすめです。

①クリームで保湿する

クリームを手の甲に乗せている女性
一番簡単なのが、このクリームで保湿して埋没毛を自然に出す方法。
最も安全で手軽に埋没毛をケアすることができます。

埋没毛の原因となる乾燥を防いでくれますし、毛穴を柔らかくしてくれます。
なので、入浴後に保湿すると毛穴が開いて柔らかくなった状態をキープし、それに加え手でクリームを塗っている時の摩擦で埋没毛が自然に出てきます。
普段使っている化粧水やクリームで大丈夫なので、毎日保湿を欠かさないことが大切ですね。

また、尿素クリームや埋没毛にフォーカスしたクリームを使うともっと高い効果を得られます。

②スクラブで角質ケアをする

黒いパッケージのスクラブ

自宅でできる埋没毛の治し方の中で特に速攻性のあるものが、スクラブで古い角質を剥がすことと言われています。
細かな粒子によってお肌をマッサージすることで古い角質を落と

し、埋没毛が自然と出てきてくれます。

埋没毛を解消できる上に角質ケアもできるので一石二鳥ですね。
かなり深い部分に埋まってしまっている埋没毛がある方におすすめです。

スクラブは週1~2回ぐらいのペースで、入浴中にするのがおすすめです。

③ピーリングで毛穴ケアをする

化粧ポーチに入っているスキンケア用品
毛穴の黒ずみが取れることで有名なピーリングも、埋没毛ケアをするには非常に効果的です。
ピーリングとスクラブは似ていますが、ピーリングはどちらかと言うと毛穴汚れに特化しています。
埋没毛を解消すると同時に毛穴の汚れや黒ずみも綺麗に落としたい!
という方にはピーリングがおすすめです。

商品によって使用頻度が異なる場合があるので、使う前に使用方法をよく読み確認しておきましょう。

④蒸しタオルで柔らかくする

椅子の上にあるタオル

意外ですが、実は蒸しタオルを埋没毛ができてしまった部分に当てて温めるだけでも、効果はしっかりでます。
仕組みはほとんどクリームで保湿するのと同じで、タオルから出る蒸気が毛穴を開き皮膚の下に埋まった毛が出てきてくれます。

肌トラブルのリスクが少ないので、敏感肌の方も安心してできる方法かと思います。

保湿×蒸しタオルでやると埋没毛へのアプローチの効果が高まります。

4 埋没毛ができやすいNG自己処理方法

埋没毛ができやすくなるNG自己処理の方法は主に4つです。
埋没毛になる原因を知って埋没毛ができないような自己処理を心がけましょう。
ポーチから出てきているシェーバー

①カミソリ

自己処理をしている方の中で一番多い自己処理方法がカミソリではないでしょうか。
手軽に利用することができるので使っている方も多いと思います。

②毛抜き

脇やVIO(デリケートゾーン)などの太い毛は、シェービングしたあとでも目立ってしまうことが多いので、毛抜きで抜いてしまうという方もいるのではないかと思います。
また、毛抜きで抜くとスルッと抜けるので気持ちがいいのでストレス解消になる、と抜いてしまう方もいるかもしれません。

毛抜きでの自己処理は、ムダ毛を無理に抜くことになるので毛穴の周りの皮膚が毛と一緒に引っ張られたり、根本から出血したり、炎症を起こす原因になります。
次の毛が生えてくるまでの期間は長いですが、細菌感染のリスクが高いとも言われています。

③脱毛クリーム

脱毛クリームを使う場合、ムダ毛を溶かしたりする際にムダ毛と一緒にわずかですが皮膚も溶かしている可能性があります。
これにより角質へのダメージが大きくなってしまい、埋没毛の原因になると言われています。

④脱毛テープ

脱毛テープは毛抜きと一緒で、抜け落ちる前のムダ毛を無理やり抜くことになるので、炎症を起こす原因になります。

5 絶対やってはいけない!やりがちな埋没毛のNG対処法

【NG!!】 深いところにある埋没毛を無理やり毛抜きで抜く

目を塞いでいる金髪の女性
毛抜きで抜くだけでも、皮膚が毛と一緒に引っ張られたり出血したりするので、埋没毛を無理に毛抜きで抜いてしまうのはなおさらNGです。
表面に出るか出ないかくらいのところにある埋没毛ならまだしも、深いところにあり自然に出てこない埋没毛を毛抜きで無理やり出すと、炎症を起こしてしまいます。

炎症を起こすとまた次に生えてくる毛も埋没毛になりやすくなり、悪循環に陥る可能性が高いです。

6 埋没毛ができやすい場所

脇やデリケートゾーン(VIO)は生えている毛の方向がバラバラです。
そのため、カミソリを使うと逆剃りになったり、深剃りになるため、埋没毛の原因になってしまいます。

また、二の腕や脚など皮膚が柔らかく傷つけやすい部分や、濃く太い毛が生えている部分、デコボコになっていて自己処理しにくい部分なども埋没毛ができやすいです。
黒い水着を着てサングラスをかけた女性

①脇

蒸れやすいので、埋没毛になると痒みをともなったり炎症を起こししこりができたりします。

②ヒゲ(髭)

清潔感を保つために!と頻繁に剃ると特に埋没毛ができてしまいます。

③デリケートゾーン(VIO)

ついつい毛の流れに逆らって逆剃りしてしまう場所だと思います。

④脚

女性だと頻繁に処理する部分なので、埋没毛ができやすいです。
脚の中でも、膝下や太ももなどが特にできやすいと言われています。

⑤二の腕

すぐに触れる部分なので、埋没毛ができると特にブツブツが気になったりするのではないでしょうか。
また、赤みがでやすい部分でもあります。

7 埋没毛を長い間放置するとどうなるの?

できてしまったらなかなか治らない埋没毛。
放置しても大丈夫?という疑問を抱く方も多いと思います。
埋没毛を放置すると一体どうなるのか、可能性のある症状を3つご紹介します。
ベットに寝転ぶ女性

①皮膚の中で成長して長くなる

埋没毛は表面に出てきていないだけで、皮膚の中で成長しています。
そのような状態で、どんどん皮膚の中だけで成長して気かなり長くなってしまいます。

②しこり・ニキビ・毛嚢炎ができる

誤った自己処理により埋没毛ができてしまうと、最近が入り込み化膿してしまうことがあります。
アクネ菌ならにニキビ、黄色ブドウ球菌なら毛嚢炎というように菌は違えど化膿や炎症を引き起こしてしまうことが多いです。

また、埋没毛は表面に出ていないだけで皮膚の中でそのまま成長します。
すると毛が丸まり、しこりのように膨れ上がったりもします。

③腫れて痒みや痛みが出てくる

先程お話したように、しこりなどができてしまうと、当然毛穴が塞がっているので毛穴の汚れを落とすことが出来ません。
そうすると、痒みや痛みを引き起こしてしまうのです。

8 埋没毛の予防・対策法

一度埋没毛になってしまうと、繰り返してしまう確率が高いです。
埋没毛を繰り返さないためにも、しっかりと予防・対策をすることが大事です。

そこで、埋没毛を繰り返さないための予防・対策法を4つご紹介します。
顔にクリームを塗っている女性

◎ 保湿をしっかりする

埋没毛の予防として欠かせないのが肌の保湿です。
肌の乾燥は、肌が新たに再生するターンオーバーを狂わせて、埋没毛となる古い角質が溜まる原因になってしまいます。

また、乾燥はシミやくすみの原因になるとも言われています。

◎ 電気シェーバーを使って自己処理

日焼けが酷い人やアトピー肌の方などは、電気シェーバーを正しく使い肌への負担を減らすことで、埋没毛のリスクを減らすことができます。

傷ができて炎症が起こるのを防ぐために、シェービング前は肌を清潔にし、クリームなどで肌を保護しましょう。
また、シェービング後も保湿クリームなどを塗ることで、肌へのダメージを減らしたりできるので、忘れないよう保湿ケアをすることが大事です。

◎ 皮膚科で医療レーザー脱毛をする

埋没毛の処理は、皮膚科や脱毛サロンで脱毛するのが最も埋没毛のリスクが低い方法です。
皮膚科やサロンで脱毛することで、毛が生えてこなくなったり生えにくくなって埋没毛ができなくなるので、時間や金銭的に余裕がある方は自己処理よりも、皮膚科やサロンに行くのがベストです。

医療レーザー脱毛は皮膚科や美容皮膚科などの医療機関で受けることができます。
威力が強いので比較的少ない照射回数で効果が出ると言われています。

埋没毛があってもレーザーは受けられる場合もありますし、色素沈着や毛嚢炎の治療も同時に受けられる可能性もあります。
短期間で効果を出したいという方には、皮膚科での医療レーザー脱毛がおすすめです。

◎ 脱毛サロンで光脱毛する

脱毛サロンでの光脱毛は、医療機関で脱毛するよりは威力は落ちてしまいます。
効果が出るまでの照射回数も医療機関に比べると多くなってしまいます。

ですが、その分痛みが少ないですし、料金も医療機関に比べてリーズナブルです。

9 埋没毛まとめ

埋没毛は一度なってしまうと繰り返してしまい、なかなか完全に普通の毛に戻るのが難しいです。
埋没毛を繰り返さないためには間違った自己処理をやめて、しっかりお肌をケアすることが大切ですね。

今回は
埋没毛とは何か
埋没毛の原因
埋没毛の治し方
埋没毛ができやすいNG自己処理方法
やりがちなNG対処法
埋没毛のできやすい場所
予防・対策法
についてご紹介しました。

ついついやりがちな対処法は自分もしてしまっている、という方も多かったのではないかと思います。

正しい予防・対策法を知ることで、少しでも改善に近づけたのではないでしょうか。

綺麗な肌でキラキラな毎日を送りましょう◎
花を持った外国人女性たち