頭皮の血行不良と抜け毛は無関係!?
頭皮の血行が悪くなっても特に影響はない!
髪を作る細胞は、頭皮の毛細血管から栄養を得て髪を成長させます。 しかし、毛細血管に流れる血液量が減ってしまうと、髪を作る細胞の働きが悪くなるのです。 これがよく言われる血行と抜け毛の関係です。 しかし実は、毛細血管の流れが多少悪くなったとしても、すぐに影響が出るわけではないのです。 頭には太い血管が流れています。そのため、1つ2つの毛細血管の流れが滞っても問題にはなりません。 それどころか、逆に毛細血管の流れが良くなることもあるというのです。血行が悪くなって薄毛が改善したという話もある
戦前に行われた実験に、頭を縛るとどういった変化が現れるかといった実験がありました。 この実験の結果、薄毛の人に改善効果が現れたというのです。 改善された理由は、頭皮の血行が促進されたから。 頭を圧迫すると血流が減少します。すると毛細血管を太くするホルモンが分泌され、毛細血管が太くなり、かえって血行が促進されたのです。 ※この実験では頭を縛らなくなるとすぐに元に戻ってしまったため、薄毛治療に用いられることはありません。 また、イギリスの論文には、血行が悪くなったことでDHTと呼ばれる薄毛に関わるホルモンが流れにくくなり、結果薄毛が改善されたという内容も見られます。 こうした事例から、血行不良が即座に薄毛や抜け毛につながるとは限らないのです。間違った頭皮ケアが薄毛・抜け毛を悪化させる
血行を良くするため、頭皮に刺激を与えるヘアブラシがあります。 しかし、頭皮は非常にデリケートなので、ヘアブラシで頭皮を叩き続けると、逆に頭皮の炎症により抜け毛が増加することがあるのです。 また、頭皮マッサージを何度も行うのも問題です。 1日に何度も行っていると、頭皮を手でこすることでの負担で、頭皮にダメージが与えられてしまいます。 特に爪を立てたり、指に強い力を込めたりすると悪化しやすいため、マッサージはほどほどのしましょう。血行不良のままでも良い?
ここまでの内容を呼んで、「じゃあ特に血行へのケアはしなくてもいいの?」と思った人もいるでしょう。 しかし、頭を縛った実験では血行が良くなることで薄毛改善効果が出ているわけですから、血行促進が抜け毛改善に効果があるという意味にもなります。 つまり、血行不良によっていきなり薄毛になることはありませんが、血行を良くすることは育毛にとってプラスアルファの効果が得られるということ。 血行について神経質になる必要はありませんが、普段から育毛をしたい場合は行ってみても良いでしょう。【要注意】頭皮の血行不良リスクが高い人の特徴
首・肩がこりやすい
普段デスクワークをしている人ですと、首や肩のこりによく悩まされるはず。 長時間同じ姿勢を続けていると、筋肉が徐々にこわばってしまい、血流の低下や疲労物質の増加といった症状が現れます。これが筋肉のこりです。 首や肩を通った血液は、頭へと送られます。 しかし、首や肩の筋肉がこっていると、頭へ流れる血液も少なくなり、結果頭皮が血行不良状態となるのです。 特に偏頭痛の症状がある人は、頭への血行不良で頭痛が起きている可能性もあります。 長時間同じ姿勢でいることを避け、筋肉をほぐすストレッチを1日2~3回は行いましょう。首・肩こりのワンポイントアドバイス
何かと忙しい現代人の私たちの中には、1日にそう何度もストレッチの時間がとれないと言う方も多いかと思います。 そんな方のために、1分間で座りながらできる首周りのストレッチを紹介したいと思います。 1.両手を頭の後ろで組み下へ引っ張るように倒します 2.ある程度首が伸びたと感じたら手を離し頭を後ろへ倒します 3.同じ様に左右斜めに首を伸ばしグルリと1周させましょう 1~3の動作はだいたい1分くらいでできるはずです。 無理に力を入れず自然な感じで伸ばすのが、このストレッチのコツなので、深呼吸するように行いましょう。 この動作なら、仕事中に時間を見つけて行えると思います。肥満体型または糖尿病
肥満や糖尿病になると、脂質異常症や動脈硬化などのリスクが高まります。 脂質異常症になると血中コレステロールが増加し、行き場の失ったコレステロールが血管内に付着。それにより血管が狭まり、詰まりやすくなり また動脈硬化になると血管が破れやすくなります。すると血管を修復するため血小板が集まるのですが、これが剥がれて血の流れを止める血栓になることがあるのです。 どちらも毛細血管の詰まりが引き起こされやすく、血行不良になりやすいのです。ふだんほとんど運動しない
普段電車や車で通勤しており、休日は家からほとんど出ない…という人は多いでしょう。 ほとんど運動らしい運動もせずに暮らしていると、体の筋肉量が落ち、血行不良に陥りやすくなります。 筋肉は体を動かすだけでなく、血液を全身に送るポンプの役割もあります。 運動不足で筋肉量が落ちると、血液を送る力も衰えてしまい、血行が悪くなりやすいのです。冷え性・低血圧
冷え性の原因の一つが、筋肉量が少ないこと。 筋肉には血液を送る役割がありますから、冷え性の人はイコールで血行不良であると判断できます。 また、低血圧の人も注意が必要です。 血圧が低いということは、毛細血管まで血液が充分に送られにくいことを意味しているため、血行不良になりやすいのです。冷え性・低血圧のワンポイントアドバイス
冷え性や低血圧は、多くの女性が悩んでいる症状で、簡単に解決できるものではありません。 そのため、多くの雑誌やTV番組、サイトなどで改善方法が紹介されてきました。 その中から即効性のある解消方法と、根本的な解決方法を紹介したいと思います。即効性のある解消方法
- 手足を中心としたストレッチ
- カイロでお腹を温める
- 温かい食べ物・飲み物を摂る
根本的な解決方法
- 筋トレをする
- タンパク質を多く摂る
- 足湯
食事のメニューが偏っている
普段食べているものが偏っていると、栄養バランスも偏ってしまいます。 例えば、脂質や塩分の多い食べ物ばかりを食べていると、肥満や糖尿病などのリスクを高めます。 また、逆にダイエット食品などの低カロリーな食べ物ばかり食べていると、栄養不足により低血圧などの症状が現れやすくなります。 どちらも血行不良をもたらす結果に繋がりやすいため、普段の食事にも気を使いましょう。いつも寝不足・寝る時間が不規則
寝不足の状態が続くと、ホルモンや自律神経のバランスが悪化します。 これは冷え性や低血圧のリスクを高めるため、血行不良に陥りやすいです。 また、ホルモンバランスの悪化や自律神経のバランス悪化は、強いストレスを抱えやすい状態でもあります。 知っての通り、ストレスは薄毛・抜け毛をリスクを高める要因。こうしたリスクを減らすためにも、睡眠は規則正しくとる必要があるのです。自律神経改善のワンポイントアドバイス
寝不足・ストレスなど、私たちは様々なことで自律神経を乱し体調を悪くすることがあります。規則正しい生活や、ストレスを溜めないことが大事だと分かっていても、なかなかそうすることができない、なんて人も多いのではないでしょうか。 そこで、日常の中で行える自律神経の改善方法を紹介します。- 鼻から息を吸いお腹をふくらませる
- 息を吐くときにお腹をへこませる
頭皮の血行不良を改善する方法は?
育毛剤を使用する
育毛剤といえば、髪を生やす薬というイメージがあります。 しかし、実際の育毛剤の役割は、頭皮環境を整えることで、髪を生やすサポートをすることなのです。 頭皮環境を整えるため、育毛剤には血行促進効果のある成分が含まれています。 この成分により、頭皮の血行が改善されやすくなるのです。生活習慣の改善
毎日の生活習慣を改善することで、血行不良になるリスクを減らすことができます。 生活習慣を改善する方法は3つ。栄養バランスの良い食事・1日1時間の運動・7~8時間の睡眠です。 長年体に染み付いた習慣は、変えることは難しいでしょう。 そのため、まずは継続させることを念頭に、少しずつ生活習慣を変えていきましょう。正しい頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージは1日1~2回の頻度で行いましょう。 爪を立てず、頭皮を優しくなでるように行うことで、頭皮に負担を与えずにマッサージできます。正しい頭皮マッサージの方法
http://hc.mochida.co.jp/skincare/dandruff/dandruff2.html
- 両手の指を頭皮に当て、指の腹で円を描きながらまんべんなく頭皮をマッサージ
- 頭の中心へ向けて、頭皮を指の腹で揉み込む