目次
乾燥肌の頭皮に効果的な女性育毛剤
多くの育毛剤には保湿成分がある
育毛剤に含まれる成分は、ほとんどが「保湿」と「血行促進」の二つに大別されます。 どちらも頭皮の環境を整え、抜け毛の予防・緩和に役立てることができるでしょう。 特に乾燥肌の人に必要なのが、頭皮の保湿成分。 頭皮が乾燥すると、活性酸素や皮膚の悪玉菌などの外部刺激を受けやすくなります。 外部刺激は頭皮の炎症の原因となるため、乾燥によって抜け毛が悪化することがあるのです。 育毛剤で頭皮を保湿することで、頭皮に与えられる外部刺激を和らげ、炎症の早期改善・予防を期待できます。代表的な保湿成分
- ヒアルロン酸
- セラミド
- イチョウ葉エキス
- イソフラボン
- 海藻エキス
- オウゴンエキス
血行促進成分も頭皮の保湿には必要
頭皮の血行の促進も、頭皮の乾燥防止に役立ちます。 肌は保湿成分「セラミド」のバリア機能により、外部刺激から守られています。 頭皮が乾燥すると、このセラミドの量が不足し、活性酸素や悪玉菌のダメージが強くなるのです。 頭皮の血行を促進することで、頭皮のターンオーバーが促進。 すると、頭皮のセラミドが多く作られるようになり、結果として頭皮の保湿にもつながるのです。女性育毛剤で保湿をしても効果がなかった場合は?
女性育毛剤は、頭皮環境を整えることで、抜け毛の予防や緩和に役立てられます。 しかし、本格的な脱毛症にを発症している場合、育毛剤だけで改善するのは非常に難しいのです。 女性育毛剤で抜け毛が改善されない場合、皮膚科や婦人科の診察を受けましょう。皮膚科での診察を受ける
抜け毛の原因が頭皮の異常なら、皮膚科での治療が一番です。 頭皮の炎症の原因はさまざまです。 皮脂の過剰による脂漏性皮膚炎や、ヘアカラー・パーマによるアレルギーや接触性皮膚炎、マラセチア菌による炎症など、頭皮の乾燥以外の症状にも対応してくれます。 また、円形脱毛症などの免疫疾患にも対応してくれます。 放置すれば勝手に治るとされていますが、頭部にいくつも現れる多発型や、頭部全体が薄くなる全頭型などは治療が難しいため、皮膚科での治療が必要です。主に処方される薬
ステロイド系の抗炎症薬
抜け毛の原因が頭皮でない場合は婦人科や美容皮膚科へ
頭皮の炎症以外にも、「FPHL」と呼ばれる女性特有の脱毛症も考えられます。 FPHLが引き起こされる詳しいメカニズムは不明です。しかし、更年期の女性に多く見られることから、女性ホルモンの減少が原因とされているのです。 婦人科や美容皮膚科では、こうしたFPHLでの治療として、ホルモン補充療法を行っています。 治療によって必ず回復するわけではありませんが、多くの人が高い改善効果を実感しているのです。 他にも、出産によるホルモンバランスの変化が原因の産後脱毛症も、この婦人科や美容皮膚科で治療を受けられます。主に処方される薬
- ピルの内服薬・外用薬
- プラセンタなどの皮下注射