「あの人かっこいいよね~!鼻毛出てたけど」
「仕事も出来るし〇〇さんって頼れるよね!いつも鼻毛出てるけど」
どんなに優れた人間でも鼻毛が出ているだけで一気に株が下がってしまいます。
それを避けるために朝念入りにチェックしてきたのに昼ごろ鏡を見たら太いのが一本コンニチハなんてのはあるあるですよね?
邪魔だからいっその事永久脱毛してしまおう!と思っている人も多いでしょうが、考えなしに鼻毛を処理すると危険なのはご存知でしょうか?最悪の場合死に至る場合もあるとか…。
今回紹介するのは死なないための鼻毛の脱毛方法…というのは大げさですが安全かつ確実な方法をご紹介します。
さらにそもそも鼻毛の処理がいらなくなる方法もご紹介。生活を少し見直すだけで鼻毛が伸びにくくなりますよ!
目次
1:鼻毛の役割
まずは敵を知ることから始めましょう。
なぜ鼻毛なんてあるのでしょうか。そもそも何の役に立っているのでしょうか。
鼻毛は生活に必要な2つの仕事を担っている!
鼻毛の大きな働きは2つあります。
1つはフィルター効果。鼻呼吸するときの空気の入口になるので、空気中のウイルスやホコリ、微生物を体内に入る前にせき止めるフィルターの役割を果たしています。
コーヒーのフィルターをイメージしてください。
豆(空気中のゴミ)からフィルター(鼻毛)を通して抽出したコーヒー(きれいな空気)がカップ(体)に入ります。
もう一つはにおいを嗅ぐ役割。
これは普段表面に出てくる黒くて太い毛とは違い、鼻の奥の方に細かく生えている嗅毛(きゅうもう)と呼ばれる毛の効果です。
鼻毛がなくなるとどうなる?
・鼻毛がフィルターの役割をしているのなら、それが無くなってしまうとどんなことが起こるでしょうか?
当然、これまでフィルターで止められていたウイルスやその他有害な物質が何の障害もなく入ってくるようになるので風邪を引きやすくなったり、入り込んできた物質を外にだすために鼻水やくしゃみの量が増えてしまい、花粉症の人はさらに症状がひどくなることもあります。
(これだけの花粉が全部そのまま体内に入ってくるのです)
・あまりに鼻毛の処理に熱中するあまり、鼻の奥の方の嗅毛まで除去してしまうと匂いをかぐ能力が下がり、匂いを感じにくくなった結果味覚にも悪影響が出てしまいます。
鼻毛は私達の生活を地味ながらサポートしてくれているということですね!
まったくのムダ毛というわけではないようです。(まぁ気にはなりますが)
むしろ人間として生活していく上で必要なものなのですね!
しかし、これを調べているうちにこんな話を耳にしました。
2:鼻毛を抜くと死ぬって本当?
どのサイトでも「鼻毛を抜くと死ぬ」と書いてあるのです。
都市伝説みたいなものだとはじめは思っていたのですが、やっぱり気になるので少し調べてみました。
抜いて処理するのは危険!
結論から言えば、鼻毛を抜くと死にます。
いや、ちょっと説明不足なので詳しく言うと、鼻毛を抜きすぎると死ぬ可能性があります。
鼻の中を通っている血管は脳とつながっているため、ムリに脱毛をして鼻の内部に傷をつけるとそこから菌が入り込み、頭痛や発熱、最悪の場合は失明や死に至る可能性があるということです。
対策としては毛抜きやブラジリアンワックスなど根本から引っこ抜くような刺激の強い脱毛グッズを使う場合は、あまり奥の方まで除毛しないことと、むりやり抜いたりしないことが重要になってきます。
具体的にはブラジリアンワックスで”抜く”よりも鼻毛カッターやはさみで"切る"ほうが鼻には優しいです。その分処理する間隔が短くなりますが、安全なほうがいいですよね?
3:安全な鼻毛の処理方法は?
前2章のおさらいをすると
・”嗅毛(きゅうもう)”の働きで匂いを感じ取る!
・鼻毛が無くなると風邪を引きやすくなったりくしゃみが多くなったりと悪影響が出る!
・脳に近い場所なので鼻毛脱毛で鼻内部に傷をつけると最悪の場合は死に至る!
自然のままにしておくのが一番いいような気がしますが、そういうわけにもいきませんよね?
やはりある程度は手入れをしないといけませんもんね。
そこで代表的な鼻毛脱毛の方法をメリット、デメリット、デメリットへの対処法をまとめてご紹介します。
ブラジリアンワックス
もともとはVIOラインの除毛に使われていた方法。
鼻に使う場合は専用のワックスを専用のスティックに絡めて鼻に入れ、ワックスが固まったタイミングで引っこ抜き脱毛します。
痛みは一瞬で済むことと、ドンキホーテなど実店舗でも安く手に入れやすいのが特徴です。
メリット | デメリット | 対処法 |
・毛根から抜くので効果が長持ち |
・火傷する事がある |
・よく冷ます |
・一回で大量に除去できる |
・抜きすぎてしまうことがある |
・鼻の入り口部分にのみ使う |
鼻毛バサミ
読んで字の通り、鼻毛専用のハサミです。刃が丸くなっていて鼻の中身を傷付けずに脱毛ができます。
100均でも手に入るのでコストが最も安く済みます。
メリット | デメリット | 対処法 |
・怪我をしにくい |
・鼻の入り口しかカットできない | ・奥まで切るのは危険。そのままでOK |
・使いやすい |
・範囲が狭いので時間がかかる | ・もうすぐ出てきそうなものだけ切れば大丈夫 |
鼻毛カッター
電動の鼻毛カッターです。
スイッチを入れて鼻に入れるだけなのでハサミよりも手軽に処理ができます。
メリット | デメリット | 対処法 |
コンパクトで持ち歩きやすい | 刃が劣化するので定期的に変える必要がある | 数年に1回程度なのであまり気にする必要はない |
時間がかからない | カットした毛が鼻に残って気持ち悪い | 毛の吸引機能のあるものを選ぼう |
レーザー脱毛
これまで紹介してきた中で一番確実で安全な方法です。
クリニックに通って施術をしてもらうことで永久脱毛を目指します。
しかし、その分料金が高かったり、店の位置の関係で東京、大阪以外の地方に住んでいる方は通うのが大変、そもそも鼻の永久脱毛事態がマイナーな存在など課題も多い方法です。
メリット | デメリット | 対処法 |
永久脱毛ができる | 痛みが強い |
ブロック麻酔をしてもらう |
代表的な4つの鼻毛脱毛法を紹介しましたが、この中でおすすめなのは「鼻毛バサミ」と「鼻毛カッター」です。
切って短くするので鼻にダメージを与えにくく、コスパもバツグンです。
4:鼻毛を伸ばさない生活
4つの鼻毛脱毛法を紹介しましたが、そもそも鼻毛さえ目立たなくなれば悩む必要すらなくなります。
ここでは鼻毛が伸びにくくなる生活をご紹介。
空気をキレイにする
空気が悪いと鼻毛はよく伸びます。有害なものを取り込まないようにするためですね。
外にいるときだけでなく、掃除をサボって埃っぽい部屋で暮らしているときにも伸びは早まります。
かと言って一日中空気を吸わないわけにもいかないので、家にいるときは空気洗浄機を使ってこまめに掃除をする、外にいるときはマスクをするなどちょっとした工夫で汚れた空気を吸わないようにするのがポイントです。
タバコを吸わない
汚れた空気を吸うのがダメなのなら、タバコは一番に警戒すべきです。
特に煙を鼻から出す人は伸びるスピードが早くなるだけでなく、普通よりも長くなります。
吸わない人もタバコから出る煙を吸い込むと同じように伸びが早くなるので、マスクなどで対策するといいかもしれません。
ホルモンバランスを乱さない
これはどちらかと言えば女性向けなのですが、ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの分泌が多くなると、鼻毛を含む全身の毛が太くなります。
バランスの良い食事を摂ること、体を積極的に動かして夜はぐっすり眠ることを心がければホルモンバランスに大きな乱れは起きないと思います。
いろんな対処法を紹介しましたが、普通に生活する中で【汚れた空気は吸わず】【タバコの煙には一切近寄らず】【ホルモンバランスを考えて生活】の全てを守っていくのはちょっと大変だと思います。
やっぱりある程度は伸びるものと考えて、伸びた時にいつでも対処できるようにしておくほうが楽しく生活ができそうです。あまり潔癖にしすぎるのもしんどいですしね。
5:まとめ
【鼻毛を抜くと死ぬ】というのはちょっと意見が飛び過ぎですが、鼻の中は特別デリケートな部分です。無理に脱毛するのは絶対にやめましょう!
とは言っても鼻毛を伸びっぱなしにするのはマナー違反なので、出て来そうな分をハサミや鼻毛カッターで処理するくらいがちょうどいいです。コンパクトなものが多いのでカバンに入れておけば出先で鼻毛が出ているのに気づいたときにも便利です。
気をつけすぎるのも良くないですが、気をつけなさすぎるのも問題です。
そう考えるとちょっとめんどくさい気がしますが、一生付き合っていく鼻毛だからこそ、優しくケア出来るグッズを見つけてくださいね!