頭皮の臭いやかゆみ、抜け毛が気になってとにかくシャンプーで頭をゴシゴシ……。
実はそのケア方法、間違いかもしれません。
頭皮トラブルの原因は頭皮の皮脂や角質が原因になっていることがほとんど。
日常のシャンプーで洗い流そうとしても、毛穴の奥まで詰まっているため完璧に洗い流すことが大変難しいのです。
頑固にこびりついた皮脂を洗い流し、頭皮を健やかに保つ方法として「頭皮クレンジング」が注目されています。
普段取り除けない皮脂を洗って除去することでケア後の爽快感もシャンプーと格段に違います。
週1~2回のケアで十分洗浄してくれるので手間もかかりません。
特別な道具も必要ないので、ご自宅で簡単に行うことができますよ!
1 頭皮トラブルで起こるデメリットとは?
ニオイ、ベタつきなどの頭皮トラブルの原因は頭皮が不健康な状態であることがあげられます。
臭い、ベタつき、かゆみ
頭皮に残った皮脂が酸化することにより、臭いの原因物質が発生してしまいます。
もともと皮脂量の多い男性が頭皮の臭いで悩んでいるのはこれが原因になっていることがほとんど。
女性の場合は、普段使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎるせいで皮脂分泌が過剰になってしまったり、エアコンや季節が要因で頭皮が乾燥してしまうことによって、皮脂や古い角質が毛穴に蓄積されてしまうパターンが多いです。
正常に排出されるべき老廃物が排出されないことで頭皮の臭いだけでなくベタつき、かゆみの原因となってしまいます。
髪が細くなる、抜けやすくなる
皮脂汚れが毛穴に詰まってしまうことで髪の根本に十分な栄養が行き届かず、老廃物の排出も停滞されてしまいます。
そして髪の毛が細くクセのある状態で生えてきたり、頭皮から抜け落ちやすくなってしまうのです。
頭皮の毛穴に汚れが溜まっている状態だと様々なトラブルが発生してしまいます。
この悪循環を抑えるべく、スペシャルケアとして頭皮クレンジングが重要視されるようになりました。
頭皮クレンジングを行うことで、頭皮のニオイ、ベタつきはもちろん、栄養が髪に滞りなく行き渡ることで将来生えてくる髪のハリ、コシがアップするようになります。
髪が細くてパサつき、絡まり癖があった人もしっかりまとまって落ち着いたヘアスタイルに!
頭皮をケアするだけでたくさんの美容効果を得ることができるのです。
2 頭皮クレンジングにおすすめのアイテム
とはいうものの、「頭皮をクレンジングするなんて、何を使えばいいの?」と疑問に思っていらっしゃる方がほとんどなのではないでしょうか。
そこで今回はオイル、美容液、炭酸シャンプーという代表的な3つの方法で頭皮をクレンジングする方法をご紹介いたします。
どれもご自宅で簡単に行うことができますのでご安心くださいね。
1.オイルでクレンジング
頭皮クレンジングの中で最も有名なのがヘアオイルでクレンジングを行う方法です。
指の腹を使って、オイルを頭皮全体になじませます。
そしてホットタオルで髪を包み、しばらく頭皮をパックしましょう。頭皮を蒸すことで毛穴の汚れが落ちやすくなります。
頭皮を温めたあとはしっかりシャンプーでオイルをすすぐようにしてください。
オイルで頭皮クレンジング行う人におすすめなアイテムは以下の2つです。
椿油
発売されて89年の歴史を持つ椿由来のオイルです。
べたつかず、さらりとした使用感が特徴で頭皮のクレンジングはもちろん、傷んだ毛先に塗布することでダメージや乾燥から髪を守ってくれます。
さらにハンドケアやボディケアにも使用可能。非常に機能性の高いオイルといえるでしょう。
ノンシリコンオーガニックヘアオイル【チャップアップヘアオイル】
頭皮を健康に保ってくれるアルガンオイル、ヤシ油、ホホバオイル、オリーブ油といったオーガニックエキスが含まれ、頭皮の健康をやさしく改善、維持してくれます。
摩擦やドライヤー熱、紫外線などのダメージから髪を守る効果もありますので日々のケアにも使用することができます。
2.美容液でクレンジング
オイルのベタベタ感が苦手……そんな人は美容液で頭皮をクレンジングしてみましょう。
美容液にはクレンジング能力だけでなく、頭皮の血行を良くして発毛を促してくれるのが特徴。
指の腹でマッサージするように美容液を塗布し、頭皮を柔らかくしてあげましょう。
美容液で頭皮クレンジング行う人におすすめなアイテムは以下の2つです。
資生堂プロフェッショナル│ザ・ヘアケア アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス[医薬部外品]
頭皮のうるおいをしっかりと閉じ込め、健やかな頭皮環境に見導いてくれます。薬用成分のアデノシンも配合されているため発毛に有効な抜け毛、白髪が気になる方にもおすすめのアイテムです。
アユーラ(AYURA)ビカッサヘッドセラム120ml (スカルプ用 マッサージ美容液)
肌に触れるとスーッとした爽快感を感じる美容液です。
頭皮のコリを高麗人参、当帰などの和漢がほぐし、血行を良くしてくれることでハリ、コシのある髪を生やすサポートをしてくれます。
髪の毛にも山椒、ホップが潤いを与え、美しい髪を保つお手伝いをしてくれます。
容器の可愛さにも注目したいですね。
3.炭酸でクレンジング
頭皮クレンジングの中でも一番爽快感を味わえるのがこちら。
パチパチ弾ける泡が頭皮の汚れをしっかり浮かし、スッキリとした使用感を感じることができます。
美容液タイプやシャンプータイプがありますので、洗い流す必要があるかないかは商品ごとに確認する必要があります。
炭酸で頭皮クレンジング行う人におすすめなアイテムは以下の2つです。
資生堂│TSUBAKI スプラッシングセラム
泡タイプの美容液です。
椿麹の配合された炭酸泡が頭皮の毛穴まで入り込み、地肌を心地よくマッサージしてくれるだけでなく、奥に詰まった皮脂を綺麗に取り除いてくれます。ツバキだけでなく他種類の花の香りを調合した「フローラルフルーティーの香り」もおすすめポイント。
ミルボン プラーミア クリアスパフォーム 320g
弾力の強い泡が特徴です。
濃密な炭酸泡が頭皮の汚れ、皮脂を綺麗に浮かせてクレンジングしてくれます。甘すぎない爽やかな香りで、使用後も爽快感を感じることができるのは間違いなしです。
3 頭皮クレンジングに関するQ&A
頭皮クレンジングがあまり馴染みのないケア方法だという方はたくさんいらっしゃると思います。
こちらでは頭皮クレンジングを行うに当たって、気になりがちな疑問をまとめてみました。
頭皮クレンジングの頻度って?
週に1~2回が目安です。毎日頭皮クレンジングを行ってしまうと、乾燥などで逆に頭皮を弱らせてしまう原因になります。頭皮の臭いが強い、大量に汗をかくスポーツをしている方はクレンジングの頻度を増やしてもよいかもしれません。
食用油、メイク落としでも頭皮クレンジングは可能?
食用油を頭皮クレンジングに使用するのはおすすめできません。食品添加物が使用されている可能性もありますし、アレルギー反応が出る恐れがあります。そしてシャンプーでも洗い流しにくく、ケア後もベタベタする可能性があるので使用は避けたほうがよいでしょう。
オイルタイプのメイク落としを頭皮クレンジングに使用するのは問題ありません。
しかしクレンジングの種類によっては洗浄力が強い場合もありますので、なるべく低刺激のメイク落としを選ぶようにしてください。
髪の毛がさらにベタベタしそうだけど大丈夫?
頭皮クレンジングを行うときは頭皮のみ、髪にも塗って保湿したいときは髪のみと、使用目的によって分けて塗布するようにしましょう。頭皮と髪の毛の両方につけてしまうと全体がべっとりしてしまう可能性があります。美容液クレンジングや炭酸クレンジングによってもシャンプーで洗い流すことが必要となる商品もありますので、事前に使用方法を確認することも重要です。
4 まとめ
顔や体、髪の毛や爪のケアには力を入れている方は多数いらっしゃるかもしれませんが、頭皮を健やかに保つことを意識されている方は少数なのではないかと思います。
頭皮クレンジングを行うことで頭皮の臭い、かゆみを解消できるだけではなく、将来生えてくる髪の毛も美しく保つことができますよ!
たった週1、2回のケアで十分な効果を得ることもできる手軽さも魅力的。
今生えている髪の毛だけでなく、髪を作ってくれる頭皮もいたわってあげましょうね。